定期的に見ている統計の更新です。今日は百貨店売上です。
まず、東京地区と札幌の百貨店売上の12か月移動合計です。単位は百万円ですので、東京地区の年売上は約1兆6千億円あったものが1兆4000億円を切っています。
札幌の売上は1500億円前後だったものが1000億円まで急落しています。
この二つのグラフはよく似た動きをしています。
道内の百貨店売上を札幌とそれ以外に分けてみます。
札幌は既にみたように崖を落ちるようなグラフになっています。
札幌のグラフが途中で少し持ち上がり、1年後に元に戻っているのは消費税率引き上げの駆け込み需要で上がったものが1年経過後、その効果がなくなって元に戻る、という現象を表しています。
平成26年4月、5→8%、
令和元年10月、8%→10%に引き上げが行われています。
札幌以外の百貨店も売上は落ちていますが札幌ほどではありません。
推測されるのは、札幌に出ず、地元のデパートで消費をした層がいたのではないか、ということです。
その結果、道内の百貨店売り上げに占める札幌の店舗の売り上げ割合は低下しました。
この消費の崖がいつまで続くのか。下がったグラフが平行までもどれば「前年並みに戻った」ということになります。
長く同じ統計を追うと報道されない事実も見えてきます。
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