ただでさえ眺めの良い、「シーニックバイウェイ」。紅葉するとこんな感じに。(弟子屈町川湯温泉)

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  ラグビーワールドカップ日本大会はまだ決勝戦を残していますがその成功について疑う人はいないでしょう。しかし、日本大会を招致するための苦労は知られていません。2005年大会誘致のため活動が開始されましたが全く盛り上がらず、2015年大会の開催はイングランドに決まります。

 しかし、日本にチャンスを、という配慮があったのか、2019年、2023年大会の開催地を同時に決定する、という条件下、2019年は日本、2023年はフランスに開催地が決まります。


 日本開催が決まった2009年以降、日本ラグビーは「初めて」のチャレンジや「初めて」の結果が続きます。

 2011年、その前の2シーズンサントリーのHCをつとめていたエディ・ジョーンズが日本代表のHCに就任。

 2015年イングランド大会の初戦、南アフリカ戦で日本が勝利。

 2016年にはサンウルブスがスーパーリーグに参戦することが決まり以後5シーズンにわたり世界の強豪と試合をする機会を得ました。同年日本代表HCにジェイミー・ジョセフが就任しています。

 2019年3月、サンウルブズはニュージーランドの強豪チーフスを破りました。これが参入後最初のアウェイ戦の勝利でした。

 そして長期にわたる強化が結実しW杯日本大会では見事に予選プールを全勝で突破。日本にラグビーブームを巻き起こしました。

 これで日本ラグビーも脚光を浴び今後の伸びが期待されます。


 日本ラグビーフットポール協会がスーパーリーグ参入に消極的で2020年シーズンを最後に脱退が決まっていることなど不安要素もありますがこのあとも世界の強豪との試合、是非見たいと思います。

 このように期待を上回る強化に成功しているスポーツがあります。思い当たるだけでも、卓球、バドミントン、フェンシング…などが浮かびます。



 共通点は強化におカネをかけること。具体的には有望な選手を海外に出し強豪と競わせること。

 それができる前提条件は「おカネの管理がちゃんとできている」こと。受け取った強化費はこのように使います、実際にこのように使いました、という体制がなければ強化はできません。

 たいてい、その競技ごとに一つ、「日本〇〇協会」という公式の組織があり、強化方針や試合日程を決めていきます。大事なのはこれらの組織が国などから交付される強化費の受け取り窓口にもなっていること。それもあり、ほとんどが公益財団法人となっています。

 「公益…」と冠していることからわかるとおり、その運営には透明性が求められ、定期的に許認可庁に監査を受けることなどが定められています。



 しかし、おカネの管理が甘く運営に失敗する公益法人がスポーツ界に多いのも事実。

 例えば最近話題になった全日本テコンドー協会。2004年に公益社団法人として設立されましたが不透明な経理を解消できず、2014年に内閣府に認定取り消しを申し出、認められました。以後、一般社団法人として活動を続けています。(その後も不透明さは解消されず強化方針にも選手から疑義が噴出、理事の総辞任になりました)

 公益財団法人全日本柔道連盟も2013年、強化費を飲食費などに使った、目的外利用が発覚。内閣府から改善措置勧告を受けることとなりました。日本柔道連盟は会長以下役員を入れ替えるなどしてなんとか公益財団法人の態を守りました。(こんな体質でよくオリンピックや世界選手権で勝てるものです…)「おカネ管理が甘く…」と書きましたが全柔連の場合、強化費の一部を返納させおカネをプールしていた、口座の管理はきちんとしており(?)、別口座を作り通帳は連盟の本金庫内に保管されていました。



 政治とカネ、に始まりよく〇〇とカネ、という言い方をしますが、スポーツもカネ。



 それが正しく使われれば大きく強化が進みますがそうでないと選手に混乱をもたらす害毒となります。



 スポーツはそれがきちんとできている幸せなスポーツとそうでないスポーツに分かれるのです。

 

 ↓YouTubeでも「にわかラグビーファン」としてお話してみました。