保険契約の約款。今はCDROMに。

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 今朝の日経に以下の記事が踊りました。

 「中小融資、将来性を重視」

 不良債権98年度以降で最少・大手銀、審査基準を緩和

 融資方針を各金融機関の裁量に任せる、というのはすでに金融庁の方針として発表されています。

 そこに現行法による統計開始以来最小レベルに減少した不良債権。

 日銀の異次元緩和。

 貸す先を探すと…


 従来貸せない先へ貸す、という線が見えてきます。


 記事の中にも、りそな銀行は「要管理先」に取引先を紹介するなどの働きかけを始め、三菱東京UFJ銀行は金利を猶予しているさきなどにも事業の将来性を考えて融資を行う方針、とあります。



 融資方針を各金融機関の裁量に任せる、というのは、極端な表現をすると、どんな赤字企業でも、

 「当行はこの企業の先行きについて将来性がある、と判断しています」


 となれば新規融資もできる、ということです。


 経営者保証ガイドラインもそうですが、行政は金融機関に対し、「踏み込め!」と指示しているように思えます。



 時代は変わった、と思うのが、不良債権の残高です。ピークだった2002年の4分の1以下に減っているとのこと。銀行員としてバブル経済とその崩壊を目の当たりにした経験から、昔日の感があります。





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