小樽に出かけたおみやげ。燃えているところを上からみると三日月が見えるキャンドル。

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 法人を死なせる法的手続きが「破産」です。人間て言えば「安楽死+葬式+埋葬+死後の最低限のおカネの始末」がセットになったような手続きです。

 それに対して、法人を生き延びさせるのが民事再生手続きです。

 …しかし、これは大掛かりなものになります。

 対象は債権者すべて。

 民事再生法に進むことを宣言して協力を要請。

 従業員さんにも同様に協力を要請。

 新聞にも載ります。

 カット率をめぐって債権者との折衝。

 裁判所の指示に従いながら手続きを進めていく。

 それに対して、今、弊社で進めようとしている再生手法は、特定調停。

 相手先は金融機関のみ。

 金融機関が納得してくれる再生計画があり、経営者との信頼関係があれば債務のカットに進む。

 破たんにはカウントされないので報道されることもない。

 金融機関以外の取引先については普通に取引を継続します。金融機関と折衝していることは特に言う必要はありません。

 昔、ガンといえば患部を含む広範囲の部分を大きく切り取るのが常識でした。今では切る部分も最小限ですし、体力の回復負担を考えて切開もしない方式になってきています。

 事業再生の手法もどんどん進歩します。

 
 それは医療と同じ。


 事業再生について、いろいろと噂や伝聞を耳にすることもあると思います。しかし、その知識は「古い」ものかもしれません。




 
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