昨日、通勤路の宮の沢駅で見かけてた光景。Facebookにも上げましたが、これは「塗装している」のではなく、「水拭きで汚れを落とした」画像です。

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 確かに宮の沢駅、天井が高いし、普段手は届かないですね。すこしづつついた汚れがこんな風になるとは!

 今朝ほど、ふと思いついたことから…

 事業再生のスキームを書くのは、将棋の戦略を作るのに似ていると思います。(と、いうほど将棋をやっているわけではないですが)

 将棋では「大局観」と言う言葉をつかいます。一手、二手先を間違えないのも大事ですがそれがどのような戦略に中の手なのか常に全体像=大局観を意識しながら打つことになるからです。

 「耐えて耐えて最後に逆転」

 「速攻でせめてそのまま押し切る」

 など、この一局をどう戦うか(事業再生ではどのような進め方、着地を目指すか)、まさに大局観が常に頭の中にあると思います。

 話がずれますが、

 羽生名人に対し、

 「最近の将棋は棋譜の研究が進み、戦い方が変わってきていると思いますが?」と聞かれ、

 「序盤から中盤までは高速道路をフルスピードで車を走らせるイメージです。あらゆる棋譜が研究し尽くされ、「ここまでは平成●●年、△戦第2局と同じ」というのはお互い解っていますから。つまりこの段階で余分なところでブレーキを踏んでしまったり道を間違えたりするようでは勝てません。中盤から先は一転して車を乗り捨てて全力疾走で体力の限り走りぬくようなイメージです。ここで勝ち負けが決まります」

 座ってじっくり考えながらぱちぱち駒を進めているようにしか見えない棋士の世界、実は常識をはるかに超えた厳しい競争の世界です。プロ棋士が100名余りしかいない、という事実がそれを物語っています。

 事業再生も経験が重要です。過去の成功、失敗を考え合わせながら進めていくことになります。

 それよりも重要なのが棋士もよく口にする、「ひらめき」です。

 事業再生は「型どおり」に進むケースは少なく、ちょっとした配慮、手数で結果が大きく変わってくる世界です。

 そして…

 「ひらめき」の原料は、

 「普段の学習」「肉体頭脳とも疲れていないこと」「刺激を受け続けること・新しいことに挑むこと」

 です。

 

 
結果を出し続けるために (ツキ、プレッシャー、ミスを味方にする法則)
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大局観  自分と闘って負けない心 (角川oneテーマ21)
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