これから福岡へ移動です。最低気温0度、最高は6度位?天国だぜ!
前回、中小企業再生は「PLの再生」と書きました。
(2013-01-11 「中小企業再生はPLだ…って?」)
再生がうまくいった場合、どこまで再生コンサルが噛むべきでしょう?いろいろな節目が考えられます。
① 当面の資金難を乗り越えたとき(ここからPLの改善に進むのでここでは終わりたくない)
② 再生計画を提出したとき(計画書くだけならウチじゃなくてもできるのでやはりここでは終わりたくない)
③ 金融機関の条件変更合意を得てPL改善へ
④ 正常化の目安(経常黒字化、債務超過脱却、返済年限が15年程度に収まる、など)をクリア…ここまでくれば一段落でしょうか。
もちろん、
⑤ その後の収益力強化、BSの強化、経営リスク対策を打つ、設備投資計画、最後は事業承継へ、など続きがある場合も多々あります。
逆に再生がうまくいかない場合はどうでしょう?
私の職歴を踏まえて書きますと、
① 私は元銀行員ですがおカネが返せない、となると銀行としては、「貸したものは回収、回収が終わればさようなら」という立場です。借り手側としては、期限の利益喪失や代位弁済になったとしても、=破たん、とは限りませんのでその後のアドバイスが欲しいところです。実に雑多な質問がでてきます。
期限の利益喪失になったあと、支払手形決済はどうする…?売掛金の受け取り口座はあらかじめ移しておいた方がいいのか、などです。
② 法的な整理に進む場合 私は元会計事務所職員でもあります。監査担当者の立場としては、例えば破産に進む場合でも帳簿を整理して売掛先一覧や買掛先一覧を作成したりします。また、法人が破産しても個人事業で同じ商売を続ける場合も多く、その時は開業届を提出し帳簿作成のお手伝いをすることになります。つまり、おつきあいはずっと続くのです。
また、どうしても破産手続きに入らなければ、という場合には、「直前に資産処分をして特定の債権者に弁済してはいけません」とか「個人破産をする場合にはどこまで資産調査されるのか」などあらかじめ概要を説明しておくことも重要です。
③ 会計事務所の先生と共同する場合、顧問料の未払いがたまっているときなど、法的整理や金銭的な破たん(いろいろなものが返せない、いわゆるデフォルト状態)になったときに手を引かれるケースがあります。再生コンサルとしてはその後も、事業譲渡ができないか、など現場に残っていろいろとアドバイスを行います。
経営者側としては、①、②,③ともに未体験ゾーンとなります。「ここまでですね」と金融機関や税理士が離れていっても(それはそれでしようのないことですが)結局、
「このあとどうするの?」という疑問、不安は続きます。
土壇場になってもアドバイスを送り続けるのが再生コンサルの役割、ということになります。
さて、これから福岡は難しい事案ですが全力で!

人気ブログランキングへ ぽちっと一押し、応援お願いします。(私からは誰が押してくれたのか解りませんが、押していただいている方々、ありがとうございます)
前回、中小企業再生は「PLの再生」と書きました。
(2013-01-11 「中小企業再生はPLだ…って?」)
再生がうまくいった場合、どこまで再生コンサルが噛むべきでしょう?いろいろな節目が考えられます。
① 当面の資金難を乗り越えたとき(ここからPLの改善に進むのでここでは終わりたくない)
② 再生計画を提出したとき(計画書くだけならウチじゃなくてもできるのでやはりここでは終わりたくない)
③ 金融機関の条件変更合意を得てPL改善へ
④ 正常化の目安(経常黒字化、債務超過脱却、返済年限が15年程度に収まる、など)をクリア…ここまでくれば一段落でしょうか。
もちろん、
⑤ その後の収益力強化、BSの強化、経営リスク対策を打つ、設備投資計画、最後は事業承継へ、など続きがある場合も多々あります。
逆に再生がうまくいかない場合はどうでしょう?
私の職歴を踏まえて書きますと、
① 私は元銀行員ですがおカネが返せない、となると銀行としては、「貸したものは回収、回収が終わればさようなら」という立場です。借り手側としては、期限の利益喪失や代位弁済になったとしても、=破たん、とは限りませんのでその後のアドバイスが欲しいところです。実に雑多な質問がでてきます。
期限の利益喪失になったあと、支払手形決済はどうする…?売掛金の受け取り口座はあらかじめ移しておいた方がいいのか、などです。
② 法的な整理に進む場合 私は元会計事務所職員でもあります。監査担当者の立場としては、例えば破産に進む場合でも帳簿を整理して売掛先一覧や買掛先一覧を作成したりします。また、法人が破産しても個人事業で同じ商売を続ける場合も多く、その時は開業届を提出し帳簿作成のお手伝いをすることになります。つまり、おつきあいはずっと続くのです。
また、どうしても破産手続きに入らなければ、という場合には、「直前に資産処分をして特定の債権者に弁済してはいけません」とか「個人破産をする場合にはどこまで資産調査されるのか」などあらかじめ概要を説明しておくことも重要です。
③ 会計事務所の先生と共同する場合、顧問料の未払いがたまっているときなど、法的整理や金銭的な破たん(いろいろなものが返せない、いわゆるデフォルト状態)になったときに手を引かれるケースがあります。再生コンサルとしてはその後も、事業譲渡ができないか、など現場に残っていろいろとアドバイスを行います。
経営者側としては、①、②,③ともに未体験ゾーンとなります。「ここまでですね」と金融機関や税理士が離れていっても(それはそれでしようのないことですが)結局、
「このあとどうするの?」という疑問、不安は続きます。
土壇場になってもアドバイスを送り続けるのが再生コンサルの役割、ということになります。
さて、これから福岡は難しい事案ですが全力で!
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