減る道内の雇用者報酬・厳しい市場にはわけがある

　週末の雪ですっかり冬景色です。このままとけずに根雪になりそう。

　今日は、北海道の発表している「道民経済計算」から。

単位は「億円」としていますが、「100億円」の誤りです。道民の給料が800億円なわけはありません。
　

　平成10年比、道内の雇用者報酬は87%（＝△12％）となっています。

　上表の通り、北海道の名目GDPもほぼ同じ率で減少していますので経済規模に合わせた減少、ということもできるかと思います。

　これで雇用者数も同じ率で減っていれば、一人当たりの報酬の額は一定、ということになりますが、雇用者数は△７％となっています。つまり、一人当たりの報酬金額は減っていることになります。

　なんとなく「そんなものか」とスルーしてしまいそうですがこれは恐ろしいことを意味します。

　同じ仕事に対して支給される給与は減っていく、ということだからです。

　この数値を見ると商品やサービスに対する道民の厳しい選別の理由がわかるように思います。

　全国一の回転すしチェーンであるスシローも札幌市内に一号店を出した後、2号店が出ません。

　「早期に道内50店舗体制を」としていたワタミもなかなか本格進出、という感じになりません。

　安いだけでは振り向かない。

　安くて質が良くなければ道内では売れません。

　ここにその数字の裏打ちがあるように思います。

　さて、本日18時からは定例のSRC札幌支部セミナーです。

　東京から立川昭吾先生をお迎えして最新の事業再生に関する情報をお聞きします。会の後はSRC忘年会となります。こちらの方も奮ってご参加ください。

■開催日　　平成２４年１２月３日（月）
■時　間　　　　１８：００～２０：００
■場　所　　　　アスティ４５ビル１６F　ＡＣＵ会議室　１６０４
　　　　　　　　（札幌市中央区北４条西５丁目）
■受講料　　ＳＲＣ会員　無料
　　　　　　　　一般参加者　7千円　（但し初回参加は無料です）

■内　容　　事業再生最新情報
　　　　　　　　・立川　昭吾氏（株式会社TSKプランニング）
　　　　　　　　　　　
　お申込みは　ＳＲＣ札幌支部（株式会社スター・ターンアラウンド・パートナーズ内）℡011-219-0591までご連絡ください。


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