夏の間はブラインドを占めて日光を入れないようにしていましたが(背中と後頭部が暑いので)この季節はすこしでも陽の光を室内に入れたいですね。

帽子かぶったコンサルタント - 札幌で中小企業再生に取り組む、認定事業再生士のブログ-image


 さて、今日のサマリー

 「会社にはそれぞれ『使命』がある。社会に必要とされている会社は苦境に立たされても繋がっていく

 昨日、あるお客さまの案件で融資の内諾がでました。

 資金繰りのチェック、商品構成の変更を行う中、どうしても必要な融資でした。赤字続きの会社さんでしたので審議も長引きましたが最終的には「GO」をいただきました。

 振り返ればまた夏の気候のころ、「もうつぶれます」とご相談いただいた会社です。

 製造販売会社ですが、いろいろ調べますと、製品は良質です。いわゆる職人技が詰まっている商品を作っておられます。

 管理面、販売面ではずさんなところが多々ありましたが、それも再生には好材料です。欠点がはっきりしていればしているほどそれを是正したときのインパクトが大きいからです。

 (2012.11.7「マズくて良かった…?」ご参照

 これで一歩、再生へ踏み出したわけです。

 ここで頭に去来するのが、

 「苦しくてもつぶれない会社」

 逆に「つぶれる会社」の違い、です。

 つぶれない会社は、自社の努力ももちろんありますが、節目節目で必ず助けの手が差し伸べられます。

 好条件の出店依頼や、新商品がまとまって売れる、つなぎ融資を出してくれる人が出る、などです。

 それらを言い換えると、

 「社会が必要としている会社」ということにならないでしょうか。

 決して慢心することは許されません。「自分の会社は社会から必要とされている」、と自分が思い込むのは危険です。決めるのは周囲、とうことですから。

 再生コンサルをするときに何度も感じる定理、です。

 


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