福岡3日目に入りました。
今日のサマリー
「北海道経済の地盤沈下が激しい。日本経済とは別な歩み方をしている、と知るべき」
月末のセミナーの準備をしていてわかったことがいくつかあります。
こうして月一回ペースで福岡に来ていると気が付くのは景気の底堅さ。華やかな商業施設や立派なテナントビルが立ち並んでいますがそれぞれにぎわいがあります。正直なところ、「福岡、おカネがあるなぁ」と感じます。もちろん借金をしても建物は立ちますが、経済の蓄積が厚い、という印象を受けます。
それは本当か?ということで福岡県、日本全体、北海道のGDPを比較してみました。
詳しい数値は後程追加しますが、
1.日本全体ではこの12年(平成10年から平成21年)で実質GDPはプラス成長、名目GDPはわずかにマイナス。
2.福岡県のGDPは日本全体の動きとほぼ同じ
3.北海道は実質GDP、名目GDPとも赤字。特に名目GDPはマイナス12%の落ち込み。経済規模が縮小し始めている。
4.結果として、日本全体のGDPに占める割合では福岡県はほぼ同じシェア(3.5%)を維持したのに対し北海道は4.1%から3.6%へ地盤沈下。平成10年には名目GDPで福岡に3兆円近い差をつけていたのに対し、平成21年では3000億円の差になっている。福岡がよくなった、というより北海道が沈んだ、というのが正しい。
「日本経済は…」という新聞記事やニュースを目にすることも多いと思いますが、日本経済の動きと北海道経済の動きは別物、と考えたほうが良さそうです。
もう一つわかったことは、「北海道は金融機関の競争が厳しく、金利は低い」とお話ししてきましたがきちんと統計を追ったところこれは全国的な傾向で福岡県の平均金利と北海道のそれはほぼ同じ水準でした。
今後も機会をみつけて産業構造や雇用、エネルギー消費などで北海道経済の特色について書いていきたいと思います。
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「北海道経済の地盤沈下が激しい。日本経済とは別な歩み方をしている、と知るべき」
月末のセミナーの準備をしていてわかったことがいくつかあります。
こうして月一回ペースで福岡に来ていると気が付くのは景気の底堅さ。華やかな商業施設や立派なテナントビルが立ち並んでいますがそれぞれにぎわいがあります。正直なところ、「福岡、おカネがあるなぁ」と感じます。もちろん借金をしても建物は立ちますが、経済の蓄積が厚い、という印象を受けます。
それは本当か?ということで福岡県、日本全体、北海道のGDPを比較してみました。
詳しい数値は後程追加しますが、
1.日本全体ではこの12年(平成10年から平成21年)で実質GDPはプラス成長、名目GDPはわずかにマイナス。
2.福岡県のGDPは日本全体の動きとほぼ同じ
3.北海道は実質GDP、名目GDPとも赤字。特に名目GDPはマイナス12%の落ち込み。経済規模が縮小し始めている。
4.結果として、日本全体のGDPに占める割合では福岡県はほぼ同じシェア(3.5%)を維持したのに対し北海道は4.1%から3.6%へ地盤沈下。平成10年には名目GDPで福岡に3兆円近い差をつけていたのに対し、平成21年では3000億円の差になっている。福岡がよくなった、というより北海道が沈んだ、というのが正しい。
「日本経済は…」という新聞記事やニュースを目にすることも多いと思いますが、日本経済の動きと北海道経済の動きは別物、と考えたほうが良さそうです。
もう一つわかったことは、「北海道は金融機関の競争が厳しく、金利は低い」とお話ししてきましたがきちんと統計を追ったところこれは全国的な傾向で福岡県の平均金利と北海道のそれはほぼ同じ水準でした。
今後も機会をみつけて産業構造や雇用、エネルギー消費などで北海道経済の特色について書いていきたいと思います。
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