朱肉が薄くなったのでインク補充。薄くなってくるとイライラするんだけど印鑑押し終わるとまた忘れてしまう…水性ノリを入れよう入れようとして忘れる、とか個人あての郵便物の整理とか、ほかにも似たようなもの多数。

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 今日のサマリー

  「不採算商品/サービスでも存続の意義がある。ときがある。」 

 会社を立て直すとき、正しい原因をあぶりだす作業は不可欠です。

 全体の決算書から部門別や商品別、営業部がある会社さんでは担当者別、など色々な切り口で細分化して原因をあぶりだしていきます。

 その中で不採算商品が出てくる場合があります。

 常識的には、そのような商品は切って儲かる商品を売れ/作れ、という流れになると思いますが、すべてそれが正しいわけでではありません。
 
 製造部門を持っている会社さんでは製造部の労務費や地代は固定費ということになります。

 収益率のいい商品だけを作り売り上げを作っていければいいですが、どうしても儲からない商品を受注してしまう、という局面があります。

 その時どう判断するか。

 もし資金繰りに余裕がないのであれば、儲けがなくても受けるべき、ということもあり得ます。その商品を作り、代金を回収する中で固定費である労務費はカバーできるからです。

 もし受注品しなければ原材料費は浮くかもしれませんが労務費などの固定費部分の資金負担が重くのしかかってくるはずです。

 これも資金繰り予想がきちんとできていればこそ。

 「ここは儲けはなくても資金を回すための仕事を取る」

 「この仕事で儲けを出す=間接部門経費をカバーする」というメリハリが効いてきます。

 製造についてはこれのほかにいろいろとみるべきポイントがあります。

 例えば、売れるめどがない商品なら作らないほうがマシ(単に在庫が増えるだけ=おカネを寝かせるだけ)です。売れない商品を作るくらいなら工場の掃除をしたほうがいいのです。

 あくまでもキャッシュフローでみてどうか、という視点が重要になります。

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