今日の読書は「図解で身につく!ランチェスター戦略」。

 中小企業の必勝戦略である、ランチェスター戦略。そのエッセンスを図解します。

帽子のターンアラウンドマネージャー札幌を行く - 認定事業再生士のブログ


図解で身につく! ランチェスター戦略 (中経の文庫)
図解で身につく! ランチェスター戦略 (中経の文庫)

 今日は弊社のご提供しているサービスから。

 「社長のご自宅買取ます」、というサービスを提供しています。

 事業再生の中でどうしても破たんが避けられない事案があります。その際、社長さん個人は連帯保証債務の履行を迫られ、泣く泣く、自宅を手放さざるをえない時があります。

 自宅を出る場合、社長さんやご家族の心理的な負担は相当なものがあります。会社と家を同時になくす喪失感は…
 
 周囲の方々は社長さんが会社をやっている、ということを知っています。その方々に年賀状が届き、住所は「◎◎条◎◎丁目 ハイツ××302号室」となっていたら…?

 ずけずけと「会社潰したのか?」と言ってくる方は早々いないと思いますがみなさん、「自宅を出てアパートに移ったということは…そうか…」とお分かりになると思います。

 そのような状況になった場合には、気心の知れている、親類・知人の方々に買い取りをお願いし、その上でそれらの方々に家賃を支払う形で自宅に残るのが理想です。

 弊社ではどうしてもそのようなスキームを組めない社長さんのために、自宅買取サービスを行っています。

 弊社が買い取った後、家賃をお支払いいただき、弊社が取得してから3年を目途に買い戻しをしていただく形となります。細かい条件として、

1.管理上の理由から、札幌市内の物件限定となります。

2.流通を確保する見地から、豪華な住宅や特殊な構造のものは買い取りの対象にならない可能性があります。

3.妥当な家賃設定とするためには高額の住宅は例えバックファイナンスがあっても対象に出来ない可能性があります。

 弊社はコンサル会社ということもあり、買取のみのサービス提供はなるべく避け、その前段の事業再生コンサルティングから携わりたいところですが、「破産に入ることが決定している」「弊社と旧知の専門家の方々のご紹介」などのご事情があれば、買取サービスのみの対応も可能です。

 通常、銀行返済に延滞発生⇒期限の利益喪失⇒人件費や支払手形決済など致命的な資金ショート発生⇒破たんへ⇒並行して金融機関が抵当権実行して担保処分、という進み方をします。最悪のシナリオで考えても、「資金繰りの悪化」から「自宅を出る」までの間、相当な時間があります。弊社で買い取りを検討させていただく時間的な余裕があると思います。

 今日は、弊社の提供する事業再生周辺業務のご紹介でした。