1月2日放送の「ビートたけしの教科書に載らない日本人の謎2010」を見ました。

 「崇徳天皇は日本最強の祟り神になった」などのエピソードを通じて、敵対する人間が怨霊化したときにその祟りを取り除くための祀り・浄めをどうするか、というのは古代日本の一大関心事でした。

 内容に事実誤認の部分があるということで賛否は分かれますが、まずはこの本が詳しいと思います。番組でも取り上げられていた、出雲の国譲り神話(大国主命が天照大神に「出雲を譲れ」と迫られ、国を譲る話)や崇徳天皇のお話も詳しく述べられています。

逆説の日本史〈4〉中世鳴動編―ケガレ思想と差別の謎 (小学館文庫) 偶然ですけど、元旦にゲットした本がこれ。買ったときは、「正月」→「初詣」→「そもそもなんで?」という発想でした。

 発端は土地の産土神・氏神を信仰することから始まり、江戸時代に居住地を離れる人々が増えたところで商売繁盛などそれまでの土着タイプと違う神社が支持されるようになったこと、明治以降、それまで人社の持っていた、教育・研究機能がそれぞれ義務教育と西欧文化の移入により代替されたことでより開かれた「神社」として生き残りを図った、などなるほど、とうなずける部分がいっぱいありました。

図説 神々との心の交流をたどる! 神道 (青春新書) 先に出てきた、「国譲り神話」など大もとを押えるにはやはりこの本が。「古事記」です。

古事記 (上) 全訳注 講談社学術文庫 207 朗読CDが欲しい…神道(神社)とくればこちらも。

無常の見方―「聖なる真理」と「私」の幸福 (サンガ新書) 「無常」とはすべて変化していく中で人間は無力、と諦めを勧めるものではない、とします。因果律を踏まえ、無常観をもとに執着心を持たないがしかし、自分の未来の成功のために今、「因」を作っておけ、とします。

 執着を持たずに…ということろでつながったのが、これ。

アイデアは考えるな。 「~の問題をどうしましょう?」と聞かれると人は反射的に正解を探そうとします。しかし、コンサルタントにとって大事なのは10個でも100個でも「アイデアを出せること」と述べます。

 その中で、成功するブレインストーミングの3条件として、①とにかくアイデアの量を出す、②とにかく相手を否定しない、③相手の意見に「乗る」というのが上げられています。

 …そこで「相手の意見に乗る」というところが、「執着しないで…」という無常の心とリンクするのでは、と。

 テレビ番組からぐるぐるといろいろ考えた正月でした。さて、明日は仕事始め。また一年頑張ります!

 今年を通じて研究すべき大きなテーマは「仏教」と「神道」になりそうです。まだまだ本を読みます!



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