充電切れで先週全然聞けなかったアイポッド。
ちゃんと充電して、新しい曲を入れてチューンナップしました。
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入れた曲というのが…
マリア・カラスのオペラは、
「蝶々夫人」
「トスカ」
と来てこの「椿姫」。マリア・カラスの代表作。
中丸三千繪さんがマリアカラスコンクールで優勝したときのことを本に書いておられますが、マリア・カラスの本拠地であるミラノスカラ座が会場だったことで参加者のほとんどは「椿姫」を自由曲のチョイスからはずし、いわゆる「回避」していたと…
次に聞くのは、
「トゥーランドット」でしょうか??トリノオリンピックで荒川静香選手が音楽に選んだ、アレですね。
さてマリア・カラスに興味を持ったのはつい最近です。
きっかけはこちら⇒
この私がオペラを聴くようになるとは…
マエフリが長くなりましたが、今日の本題です。
またすごい本を見つけてしまいました。「奇跡の脳」です。
事業再生コンサルタントをやっていると、「人間が変わっていく(改善していく)プロセス」をどうしても知りたくなります。そこがきちんとわかるとおカネを儲けることが下手な人が上手になるのを手助けできると思ったからです。
…でも、「人間はなかなか変われない」というのが現実です。
どうして?を繰り返しているうちに行きついたのが脳の仕組みです。
そんなことで「脳」関連の本はよく読みます。で、この本を手に取ったのですが、
この本のすごいところは、
脳科学者だった著者が37歳のとき、先天的な脳内の血管の奇形がもとで脳出血を経験します。出血した部位が左脳の言語野の近辺だったため、だんだんと認識力、思考力が失われていくのを「内側から観察」します。「脳のスペシャリストが自らの脳内出血経験を書き記した」まずここがスゴイんです。
脳内出血が起きた朝、「何かが異常だ」ということはすぐわかります。「電話して助けを呼ばなければ」ということはかろうじて思い出しますがかかりつけの医師の電話番号を探せない。やっと電話番号がわかったころには目の前にある電話機がなんのための機械かわからなくなる…
数時間後、病院に担ぎ込まれたときには情報の識別力がほとんど失われ、音はすべて雑音にしか見えず、目は見えるが形や色を認識できなくなっていました。
そこで著者が感じたのは、なんと…
「無上の気持ちよさ」だったといいます。
左脳の抑制がなくなった状態では、
「時間という概念がないのでゆったりと時間が過ぎる」
「身体を識別する感覚も失われるので自分と周囲との境界がなくなり、肉体がある、という概念がなくなる。まるで自分が液体になったような感覚になる」
「正しいか正しくないか、危険か危険でないかなど左脳が絶え間なく判断を下すことがなくなるので本当に、脳の中が静かな状態になりリラックスできた」
なのだそうです。
あまりに気持ちがいいので、「治療をしないでこのまま死なせてくれ」と思ったと…
そして開頭手術のすえ、血の塊を摘出し、リハビリが始まります。
先に書いたように、認知する力がほとんど失われていますので、看護師や医師が近づくと、人間(または物体)として認知できず、
「なにか感情が近づいてくる」という感じ方をするのだそうです。
だんだんと認知力が回復していくプロセスも本当にドラマチックで面白いのですが、なかでも簡単なジグソーパズルをする場面で、
「どれをどこにはめていいのかわからないわ」
という言葉に付き添いの母親が、
「色を手がかりにすればいいのよ」と言ったといいます。
「いろ、いろ…」と記憶をたどり「色」を思い出した瞬間、
一瞬にして目に映る情景に色がついたと…!
こうして少しずつ認知力をとりもどしていくのですが、面白いのは、
「左脳が動いていない間の、あの右脳に身を任せる快感」
をなるべく失いたくない、ということで、左脳の悪いところ
「こせこせと細かいところを心配する」
「理屈をこねて人の上げ足をとる」
などイヤな部分は、
「再学習しないようにしました」と…!
この本を読んであらためて理解できた脳の仕組みについてはまた改めて…本当に参考になりました。面白い本ですよ!
↓ついつい登録してしまいました。ぽちっ、とクリックお願いします。
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筆者山崎誠の経営する事業再生専門コンサルティング会社「株式会社 スター・ターンアラウンド・パートナーズ」
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カラス(マリア),ステファノ(ジュゼッペ・ディ),バスティアーニ(エットーレ),ミラノ・スカラ座合唱団,ザノルリ(ジルヴァーナ),ザンピエリ(ジュゼッペ),マンデルリ(ルイザ),リッチャルディ(フランコ),ゼルビーニ(アントニオ)(2007-06-20)
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マリア・カラスのオペラは、
「蝶々夫人」
「トスカ」
と来てこの「椿姫」。マリア・カラスの代表作。
中丸三千繪さんがマリアカラスコンクールで優勝したときのことを本に書いておられますが、マリア・カラスの本拠地であるミラノスカラ座が会場だったことで参加者のほとんどは「椿姫」を自由曲のチョイスからはずし、いわゆる「回避」していたと…
次に聞くのは、
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またすごい本を見つけてしまいました。「奇跡の脳」です。
事業再生コンサルタントをやっていると、「人間が変わっていく(改善していく)プロセス」をどうしても知りたくなります。そこがきちんとわかるとおカネを儲けることが下手な人が上手になるのを手助けできると思ったからです。
…でも、「人間はなかなか変われない」というのが現実です。
どうして?を繰り返しているうちに行きついたのが脳の仕組みです。
そんなことで「脳」関連の本はよく読みます。で、この本を手に取ったのですが、
この本のすごいところは、
脳科学者だった著者が37歳のとき、先天的な脳内の血管の奇形がもとで脳出血を経験します。出血した部位が左脳の言語野の近辺だったため、だんだんと認識力、思考力が失われていくのを「内側から観察」します。「脳のスペシャリストが自らの脳内出血経験を書き記した」まずここがスゴイんです。
脳内出血が起きた朝、「何かが異常だ」ということはすぐわかります。「電話して助けを呼ばなければ」ということはかろうじて思い出しますがかかりつけの医師の電話番号を探せない。やっと電話番号がわかったころには目の前にある電話機がなんのための機械かわからなくなる…
数時間後、病院に担ぎ込まれたときには情報の識別力がほとんど失われ、音はすべて雑音にしか見えず、目は見えるが形や色を認識できなくなっていました。
そこで著者が感じたのは、なんと…
「無上の気持ちよさ」だったといいます。
左脳の抑制がなくなった状態では、
「時間という概念がないのでゆったりと時間が過ぎる」
「身体を識別する感覚も失われるので自分と周囲との境界がなくなり、肉体がある、という概念がなくなる。まるで自分が液体になったような感覚になる」
「正しいか正しくないか、危険か危険でないかなど左脳が絶え間なく判断を下すことがなくなるので本当に、脳の中が静かな状態になりリラックスできた」
なのだそうです。
あまりに気持ちがいいので、「治療をしないでこのまま死なせてくれ」と思ったと…
そして開頭手術のすえ、血の塊を摘出し、リハビリが始まります。
先に書いたように、認知する力がほとんど失われていますので、看護師や医師が近づくと、人間(または物体)として認知できず、
「なにか感情が近づいてくる」という感じ方をするのだそうです。
だんだんと認知力が回復していくプロセスも本当にドラマチックで面白いのですが、なかでも簡単なジグソーパズルをする場面で、
「どれをどこにはめていいのかわからないわ」
という言葉に付き添いの母親が、
「色を手がかりにすればいいのよ」と言ったといいます。
「いろ、いろ…」と記憶をたどり「色」を思い出した瞬間、
一瞬にして目に映る情景に色がついたと…!
こうして少しずつ認知力をとりもどしていくのですが、面白いのは、
「左脳が動いていない間の、あの右脳に身を任せる快感」
をなるべく失いたくない、ということで、左脳の悪いところ
「こせこせと細かいところを心配する」
「理屈をこねて人の上げ足をとる」
などイヤな部分は、
「再学習しないようにしました」と…!
この本を読んであらためて理解できた脳の仕組みについてはまた改めて…本当に参考になりました。面白い本ですよ!
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