今年も夏の風物詩が。
画像はビアガーデンの準備の様子です。実際には昨日始まっています。
私個人的にはビールはあんまり…尿酸値が高めでして…
昨年、弊社には全然お客さんが来なかったのになんで行かなかったんだろう?今年は行けるかしらん?
さて、楽しげなビアガーデンとはうってかわって前回の記事の続き、「粉飾決算」についてです。
粉飾が加えられている時、(変な表現ですが)税務申告書のホンモノは当然税務署へ提出済みです。したがって粉飾のテクニックとして、税務署へ提出した申告書の「利益金額」は動かせません。(それを動かすと法人税の別表がすべて変わってきますのでつじつまを合わせるのに膨大な手間がかかります。また、税務知識が必要となり税理士の協力なしではできないレベルのものになります)つまり、前回書いたように貸借対照表上の資産/負債のまずいものを省く、という手口が一番シンプルで効果的、ということになります。
税理士との関係でいえば、前段に、架空売上を混ぜ込んだ決算を組む、というプロセスが入りますが、この辺は担当税理士がしっかりしていれば大抵は見抜けると思います。つまり…税理士が黙認しているかある程度積極的に加担するパターンが多いのでは?と推測します。
その一方で、「書面添付」制度というものがあり、「会社としてすべての資料を過不足なく開示しました」「開示された資料をもとに間違いなく処理いたしました」という、経営者と税理士がともに押印をした書面を確定申告書に添付して提出する制度があります。暗に、「この申告書には粉飾はありません」ということのアピールだと思いますが、先般、「書面添付」された申告書にも税理士の協力の跡の見える粉飾があるものがありました。
ビジネスローンの融資を受ける際に、「中小企業会計指針」に則って会計処理をした、という書面を税理士が書いて銀行に差し入れる場合もあり、他人事ながら心配になってきます。
粉飾決算をなぜ行うか、というと銀行の融資を受けるため、です。しかし、真正でない申告書をもとに銀行融資を引き出す、となれば限りなく詐欺に近い行為になります。
その際、申告書そのものが絶対的な証拠となってしまいます。「税理士の協力の跡」が見えるような場合、法的な責任を問われるケースも出てくると思います。
(札幌市内で開き直りというべきか、粉飾に積極的に加担することを売りにしている税理士もいる、と某金融機関筋から聞いたこともあります)
今日の記事は事業再生とはちょっと離れてしまいました。
明日は粉飾決算を事業再生の中でどう修正して金融機関に説明するか、について書きます。
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筆者山崎誠の経営する事業再生専門コンサルティング会社「株式会社 スター・ターンアラウンド・パートナーズ」
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筆者山崎誠のもう一つのブログ、「ターンアラウンドマネージャー本日のお楽しみ」
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粉飾が加えられている時、(変な表現ですが)税務申告書のホンモノは当然税務署へ提出済みです。したがって粉飾のテクニックとして、税務署へ提出した申告書の「利益金額」は動かせません。(それを動かすと法人税の別表がすべて変わってきますのでつじつまを合わせるのに膨大な手間がかかります。また、税務知識が必要となり税理士の協力なしではできないレベルのものになります)つまり、前回書いたように貸借対照表上の資産/負債のまずいものを省く、という手口が一番シンプルで効果的、ということになります。
税理士との関係でいえば、前段に、架空売上を混ぜ込んだ決算を組む、というプロセスが入りますが、この辺は担当税理士がしっかりしていれば大抵は見抜けると思います。つまり…税理士が黙認しているかある程度積極的に加担するパターンが多いのでは?と推測します。
その一方で、「書面添付」制度というものがあり、「会社としてすべての資料を過不足なく開示しました」「開示された資料をもとに間違いなく処理いたしました」という、経営者と税理士がともに押印をした書面を確定申告書に添付して提出する制度があります。暗に、「この申告書には粉飾はありません」ということのアピールだと思いますが、先般、「書面添付」された申告書にも税理士の協力の跡の見える粉飾があるものがありました。
ビジネスローンの融資を受ける際に、「中小企業会計指針」に則って会計処理をした、という書面を税理士が書いて銀行に差し入れる場合もあり、他人事ながら心配になってきます。
粉飾決算をなぜ行うか、というと銀行の融資を受けるため、です。しかし、真正でない申告書をもとに銀行融資を引き出す、となれば限りなく詐欺に近い行為になります。
その際、申告書そのものが絶対的な証拠となってしまいます。「税理士の協力の跡」が見えるような場合、法的な責任を問われるケースも出てくると思います。
(札幌市内で開き直りというべきか、粉飾に積極的に加担することを売りにしている税理士もいる、と某金融機関筋から聞いたこともあります)
今日の記事は事業再生とはちょっと離れてしまいました。
明日は粉飾決算を事業再生の中でどう修正して金融機関に説明するか、について書きます。
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