弊社のBGMはクラシックかそれに準じたもの(ENYA、ゴンチチくらいまで)となっております。
HDD付のミニコンポを買えばよかったんですがCD&SD対応のものに…
で、このSD、2Gの中に60時間以上の音楽が入っています。60時間分働いたら…死んじゃいますね。
さて、金融機関、取引先問わずよく「では申告書を3期分…」といわれると思います。
申告書を見て何が分かるかというと、
1.決算書が入っているのでいわゆる業績、収益力、がわかる。自己資本比率や○○収益率など企業の体力が大体わかる。
2.内訳書がついていることで取引先がわかる。(売り先、仕入先、不動産の借り先などの情報がとれる)
3.会社としてのヒストリーが少しわかる。(別表2に株主一覧があること、決算書の表紙に「第○○期」という表示があること、など)
4.経営者と会社のお金の流れが大体わかる。 (役員給与の一覧で経営者の年収がわかります。それと会社に役員借入金/役員貸付金を重ねあわせることで、「表面上給与は計上していて現金が役員の家計にはいっているが会社にすぐ還流させている」「給与を減額しているがそれでは家計がもたず、結局会社からお金を流している」など)
5.過去の税務調整歴 (別表5-1を見ることで過去の税務調整の跡が残っているのがわかるときがあります)
6.3期並べて見る 特に、粗利益率の変動、在庫の増加、売掛金の増加などに注目します。粉飾が加わっている時にはこれらが変動しやすくなります。(粉飾についてはまた改めて書きます)
弊社にご相談があったとき、その会社さんの内容を把握するために、
1.PL、BSの3期(5期)比較
2.内訳書の3期推移
3.会社の業歴 (その会社さんが作っているものに加え、決算書、法人全部事項証明書、不動産全部事項証明書、各種契約書の日付を重ねていきます。そうすると会社が設立されてから何が起きていったか、が時系列的に明らかにでき、経営者様がその会社をみるときと同じ目線でその会社様を見ることができるようになります)
4.借入一覧 (単純な金額と支払いスケジュールだけのものではなく、担保/保証協会の有無、資金使途も付記します。短期の手形借入の書換スケジュールも入れます。リースの支払予定表を同じように作ると経営者目線になるために、「今月いくらだまって出ていくのか」がわかるものを作ります)
5.1-4以外の情報 必ずお聞きするのが創業の経緯と社名の由来です。経営者のこだわり、気持が込められているものだからです。そのほか、製品情報、従業員情報など、重要なものをまとめます。
これらを一通り作りますと…
ようやくその会社さんのことが頭に入ります。
そこからが再生のスタート、ということになります。
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