昨日はSRC札幌セミナーでした。今回はニューカマーが多かった反面、常連の欠席があって結局いつもどおりの出席人数でした。
連絡事項の説明の後、立川先生の事業再生の最新情報のあと、最後は富山県の実際の温泉ホテルの再生事例研究を行いました。
主な内容として、
① 事業再生に用いられていたストラクチャーもののファイナンス(レバレッジドローン、ノンリコースローン、メザニン融資など)がサブプライム問題の余波でほぼ止まっている。
② SPCやTMKといった手法、やREITの不動産購入、なども止まったか鈍化。
③ SPCやりずらくなった背景には銀行規制の強化(バーゼルⅡ)がある。
④ 産活法を下敷きに新たな再生スキームが決まろうとしている。第二会社方式で債権カットする手法において弁護士と公認会計士が一札入れれば妥当な債権切捨て、と認められるもの。
⑤ 三セク対策として発足する予定だった「地域力再生機構」もとん挫している。
などの説明がありました。
そのほか、最近流行語になっている「行政不況」について、最近行われた7つの法改正についてどんな影響がでているか資料を交えてお話しいただきました。
今回は釧路市からの参加者もあり、その後の懇親会にほとんどの参加者が残り交歓を行いました。
事業再生セミナーというと遠い世界の専門的なお話、という認識があるかもしれませんが、実際は、大は国レベルの法改正から小は地域の特色までを織り込み、「いかに企業の収益力、稼ぎ力を回復させるか」を学ぶ会です。知的な刺激に満ちたものになっていると思います。
参加費については7000円となっていますが、初回の方は無料です。是非一度ご観覧下さい。
次回は7月11日(金)、「北海道における再生事例発表会2」を行う予定です。
立川昭吾先生、また著作が出ました。
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筆者山崎誠の経営する事業再生専門コンサルティング会社
株式会社 スター・ターンアラウンド・パートナーズ
筆者山崎誠が運営するネット書店 「街コンのビジネス家」
筆者のブックログ「再生コンサルタントの書棚/CDケース」
筆者のもう一つのブログ「ターンアラウンドマネージャー本日のお楽しみ」

