今日は、金沢出張の行きかえりに読んだ本から。


稲盛 和夫 / 日本経済新聞出版社(2007/11/05)
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 松下幸之助氏に続く大経営者といえばこの方でしょう。
 
 実際には稲盛和夫氏の経営していた京セラも松下グループの下請をしていた時期があったことも記されています。

 「会社は高収益でなければならない」という大命題の下、どうすれば高収益企業になれるか、を学ぶ場だった、「盛和会」。そのセミナーの中で実際に参加者である経営者から出た質問に対して稲盛氏がどのような指導をしたかがまとめられています。

 経営コンサルタント、事業再生コンサルタントなら、「どうしたらいいのでしょう?」というQ.の部分を先に見て、自分なりの回答を考え、その後稲盛氏のA.を読む、という経営の参考書として使えます。コンサルタントとしての力試しには最適だと思います。

 地球温暖化、って実際のところはどうなっているのか?というのを自分なりに知りたくて買いました。

 本書では「日本のマスコミは騒ぎすぎ、冷静に実態を見て」というスタンスですが実際に雪が少なくなってきているのを札幌市民として実感していますので「たいしたことはない」で済ませていいのか…

 リサイクルについては、「ペットボトルの回収≠再利用ではない」(回収後きちんと資源化されていない部分が相当ある)「レジ袋はそもそも石油化学製品の余りもので作ってあるのでレジ袋を使う方が省資源」などなるほど、という視点がいくつも示されます。


アンソニー ロビンズ, 本田 健 / 三笠書房(2007/11/13)
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 で最後がこれ。

 この人の前著、「一瞬にして自分を変える方法」を読んですごく影響されたもので(NLPという言葉も初めてその本で見ました)新作が出ていたのを見て買い求めました。

 前著からさらに「自分を変える」という点にスポットを当てて詳しく解説を加えています。

 事業再生は、ファイナンス方法に手を入れることでBSは改善できますがPLの改善は経営者が変わらないとなかなか進みません。

 そのときにこのNLPの手法を知っていると経営者の姿勢を変えるのにすごく役に立ちます。

 (本書ではP(プログラミング)ではなくC(コンディショニング)の方が言葉として適切、ということで「NLC」という表現になっています。

 さあ、今週末は函館でセミナーやります!
私の担当は「財務」ですが聴いて損のないセミナーをします。是非ご参加下さい!

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 筆者山崎誠の経営する事業再生専門コンサルティング会社
 株式会社 スター・ターンアラウンド・パートナーズ
 筆者山崎誠が運営するネット書店 「街コンのビジネス家
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