
画像は、モーニング娘。の中のユニット「エコモニ。」。毎年夏、行われている地球温暖化の啓蒙イベントの時に活躍する。
あの、石川梨華と道重さゆみ、っていいます。^^;
私は札幌のローカルコンサルタントなので「北海道はどうなる?」という視点から温暖化を考えてみた。
まず、気候が変わる、ということで思いつくのは農作物。現に九州地方では暑すぎて米が育ちにくくなっており温暖化に強い品種を急ピッチで開発中、と聞く。
では北海道のコメは…?という話になると、実は(まだ)これといった影響が出ていないのだという。北海道地方の平均気温の変動は本州の数分の一のレベルにとどまっているので今のところ「深刻な影響はない」とのこと。
北海道のお米がおいしくなったのはてっきり温暖化のせいだと思っていたのに。
ただし、私の興味のあるお酒の分野で言えば、酒米として有名な「山田錦」は本州以南での栽培が難しくなってきており、近い将来北海道で栽培するようになるのではないか、と、その筋のお客様から聞いた。
ただし、喧伝されているように今から3度程度気温が上昇すると、
① 暖流である親潮が優勢となり冷水域が北に上がることから鮭の漁獲量が激減
② もともと北方作物であるジャガイモも危ない
③ 生態系的にまずいのが高山植物で、「北に上がっていく」という対応ができないのでそのまま絶滅
④ 北海道にも梅雨が出現
ということになるという。(「財界さっぽろ」07年8月号、山中康裕北海道大学准教授「温暖化と北海道」より)
今、ニセコや富良野がスキー場として大人気を呼んでいる。
背景には、欧米やオーストラリア、ニュージーランドの雪不足により海外からスキーヤーが大挙して押し寄せていることがある。
これも温暖化が進んでいけばニセコなどにも雪量の不足や湿った雪が降るようなことになるという。
(あるセミナーで北海道の東側にあるスキー場なら冬場の寒さが半端ではないので降雪機をうまく使えば質のいい雪を長期間確保できるのでは?というお話を聞いた)
温暖化が進んでいることは間違いないがそのスピードがどれほどのものなのかピンと来ない。
従来の気候変動は滑らかなカーブを描きながら変化していったと思うが、温暖化が進むと上下の振れ幅が大きい、目の粗いのこぎりのような感じで気温が上がっていくような気がする。(ある年は暑く、次の年は寒く、しかし全体としては気温が上がる、というような)
コンサル先で再生計画を立てるとき、5年、10年というスパンで考えることが多い。10年先ともなればかなり温暖化の影響もはっきり出てきているだろうし、物販や飲食業などの場合、影響を取りこんで考える必要があるのではないだろうか。
なんかずーっと前に今は亡き植木等が温暖化の歌を歌っていた記憶が。
検索してみたら…
1990年。
CD「スーダラ伝説」に「地球温暖化行進曲」というのが収録されている。
地球が暑くなって、どこわりい
暖房いらずで、いいじゃないか、と歌うのだが…
ああ、気楽。
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筆者山崎誠の経営する事業再生専門コンサルティング会社
株式会社 スター・ターンアラウンド・パートナーズ
筆者山崎誠が運営するネット書店 「街コンのビジネス家」