
さて、今週、二つ会計事務所を訪問してきた。
自分自身、独立する直前まで会計事務所に10年もいたので仕事の内容や忙しさは身に染みて分かっている。
それぞれ話が弾み、一時間以上話し込んでしまったのだが、大体以下のような中味のお話になった。
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会計事務所の強みは顧客との密着感にある。
基本的に月に一回、現地で巡回監査を行う。しかもチェックするのは各種台帳や請求書、領収証など「ナマ」の資料だ。
また、社長さんとの距離も近く、相談を受けやすい立場にある。
金融機関と借り手の距離が年々離れていく中、会計事務所は経営者に一番近い所にいる専門家という位置づけだ。
巡回監査で毎月顧客に会うのだが監査の腕が悪かったり(私のように)、不慣れだったり(私のように)すると、勘定を合わせるだけで精いっぱい、ということになり、とても経営者と打ち合わせる時間が取れない。
結果としてその会社に問題があるのを
「わかってはいるが」
なかなか手をつけられない、という状況になる。
また、会計事務所職員の方は業種柄まじめな方が多く(私は違いましたが)、お客様を「自分で何とかしたい」という思いのあまり、他人(コンサルタント)の手にゆだねるというのを避ける傾向にあるように思う。
会計事務所で働く方は、職場として会計事務所を選んだわけだから、
「早くて正確な会計処理、しかも繰り返しに強い。」
「税法や会計基準をに合わせて経理する、という几帳面さ、真面目さ」
「どちらかというと過去計算主体なので実績値の分析には強く、その分将来に向けてのアドバイスが弱い」
というような感じの方が多いだろうか。
(※この辺、このブログをお読みになっている税理士の方々はそろいもそろってコンサルタントタイプでここに書いてある一般的な会計事務所象とは「違う」タイプですから…!先に言っとかないときっと、(--〆)なコメントが山のように来てしまう… (;´Д`) )
結局二つの会計事務所とも、職員の方に向けて事業再生講座「手ほどき編」のようなものをやりましょう、ということで帰ってきた。
事業再生はきちんとツボにはまればそれなりのフィーをいただける業務でもあり、また、そのようなコンサル能力を備えた会計事務所は非常に強い立場に立てる。(まず顧客減に困ることはないのではないかと…)
HPにも告知したとおり、弊社は会計事務所経由の案件持ち込みに関しては相談料ゼロで対応させていただいておりますので顧問先の業績で少しでも「?」と感じてらっしゃる税理士先生、公認会計士先生がいらっしゃればご遠慮なく面談のご予約をどうぞ!
案件が並行して走っていることと、今月は第三週がアメリカ行きで不在となるためすでに「ふひー」モードに入っている。
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筆者山崎誠の経営する事業再生専門コンサルティング会社
株式会社 スター・ターンアラウンド・パートナーズ
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