
今日は午前中から面談3件。
まず、このほど着手金をいただいたお客様の会社へ行き、社長様から直接、会社への想いを語っていただいた。
再生スキームを描くに当たって経営者の目線とズレたものを作ってしまっても意味がないためだ。
借入過大となっている法人で返済がプロラタになってしまってる(=お金が残った分を借入残高の割合に応じて各金融機関に返済していくこと。当然当初の約定返済には不足する金額しか返せないので金融機関から見て条件変更債権扱い=リスケジュールをしたのと同じ扱いになる)
この会社様はぱっと見、オールドエコノミーの典型のような業態なのだが、苦しい業況の中、ちゃんと他社との差別化をされていた。二代目への社長交替や各金融機関との苦しい折衝を進めながら着々と牙を研いでいたのである。
社長様の事業観、ビジョン、社長様の考える会社の使命などをお聞きしたが、私の考える「中小企業像」とほとんどブレがなく、社長様の目線にこちらの目線を合わせるにあたってほとんど努力も必要なく、問題なく面談は進んだ。
債務整理を行い、正常化した後に考えておられる事業展開をお聞きし、必ずこのコンサルティングで会社を正常化する決意をする。
事業再生には、
「会社にホレることが必要です」
と言い残してきたが、
「ホレました」。
この会社様を正常化させずになるものか。
午後からは再生に興味があるという中小企業診断士の方が見えられ、事業再生コンサルティングの実務について簡単にご説明する。
中小企業診断協会・北海道支部の中に事業再生研究部会のような組織があるとのことで、機会があればセミナーでお話させて下さい、とお願いした。
午後の最後はある会社の後継者との面談。
会社の方のコンサルをさせていただくことになり、それはそれで進めていくのだが、その後継者の方には、事業承継対策として、
「稼ぐとはどういうことか」「どうやって自分の強みを経営に生かせるのか」「会社の改善は明るく笑ってやる」など導入部分のお話をさせていただく。
過去別の方のコンサルティングも受けた経験もおありなので果たして私がお話させていただいた内容は心に響いただろうか?ご本人の快諾があればこれもコーチング/NLP?に進む。
帰りがけさらに別案件の現地確認。
「借地上で駐車場を経営している」とのことだったので現状を見てきた。
場所はすすきのの一角。すでに陽が傾きかけた時刻だったのでびしっとキメた飲みやのお姉さんたちにが行きかう中、駐車場の看板や場所を確認してきた。
こんな感じで忙しく動き回る中、「こんな案件があるんだけど」というお話はほぼ毎日いただく。
詳しく聞く前に立ち消えになる事案も多いのですべてがフィーに結びつくものではないが有難い。
さて明日は、来週出張で不在になるのでその間を埋めてくれる派遣社員の方との打ち合わせと信用金庫さん向けの事業再生セミナー。
ちぎっては投げちぎっては投げ、という感じになってきました!
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筆者山崎誠の経営する事業再生専門コンサルティング会社
株式会社 スター・ターンアラウンド・パートナーズ
筆者山崎誠が運営するネット書店 「街コンのビジネス家」