今回事務所に事業再生関連の本を家から運んだ。
サラリーマン時代から月2-3万円位は本を買って読んでいた。事務所開きにあたってアスクルで本棚を二つ買っておいたが収まりきらない量になっていた。
これらの本は大別すると二つに分かれる。税法や会社法、事業再生手法など私が「理屈本」と呼ぶタイプのもの。もう一つは「感情本」。
理屈本の中身はどうしても無味乾燥なものになるので感情本の方に触れると…
事業再生を含むコンサルティングに取り組む中で感じるのは「中小企業の経営は理屈が2割、感情が8割」ということ。理論的にベストであっても「それはちょっと…」と現場で受け入れられなければおしまい。最悪、依頼主である再生企業の経営者から契約解除を言い渡される。
コンサルタント以外の視点から再生を見ると、
経営責任を取らされるかも、と、恐れる経営者
リストラされたら来月の生活は、と、びくつく従業員
何かあればすぐ取引を打ち切るぞ、と身構える取引先
と、それぞれ「これだけは譲れない」という線を持っている。利害が対立するこれらの人たちの調整を行うためには、
「よく話を聞く」
「それぞれの立場に立って考える」
「ここでこの会社を再生することが一番果実が大きくなるという説得」
というようなことが必要になってくる。
結局、一言でいえば関係者が「納得」するかどうかというところが問題となる。
そこでコンサルタントにとって必要になるスキルは、
「エンカレッジメント」(励まし)
「コーチング」(問題の認識と解決に導く)
「説得力」
そして何よりも
「自分自身がめげない」。
さらに分解していくと、
「どうやったら自分の言葉を相手の心に届けられるか」という点に行き着く。それから先は、
「話法」(ビジネス本のジャンルとしては「売る技術」)
「ビジネス以外の成功モデル」(北海道でいえば「よさこいソーラン」「苫小牧駒澤高」「日本ハムファイターズ」。「こんな成功事例が身近にあるじゃないですか。がんばりましょうよ」)
などなど雑多なジャンルにまたがる知識が必要になる。
その中で一番重要な分野がある。もったいぶるのもなんなので先に答えを書いてしまうと「脳」。
次回はそのお話を…。
 
 
 
サラリーマン時代から月2-3万円位は本を買って読んでいた。事務所開きにあたってアスクルで本棚を二つ買っておいたが収まりきらない量になっていた。
これらの本は大別すると二つに分かれる。税法や会社法、事業再生手法など私が「理屈本」と呼ぶタイプのもの。もう一つは「感情本」。
理屈本の中身はどうしても無味乾燥なものになるので感情本の方に触れると…
事業再生を含むコンサルティングに取り組む中で感じるのは「中小企業の経営は理屈が2割、感情が8割」ということ。理論的にベストであっても「それはちょっと…」と現場で受け入れられなければおしまい。最悪、依頼主である再生企業の経営者から契約解除を言い渡される。
コンサルタント以外の視点から再生を見ると、
経営責任を取らされるかも、と、恐れる経営者
リストラされたら来月の生活は、と、びくつく従業員
何かあればすぐ取引を打ち切るぞ、と身構える取引先
と、それぞれ「これだけは譲れない」という線を持っている。利害が対立するこれらの人たちの調整を行うためには、
「よく話を聞く」
「それぞれの立場に立って考える」
「ここでこの会社を再生することが一番果実が大きくなるという説得」
というようなことが必要になってくる。
結局、一言でいえば関係者が「納得」するかどうかというところが問題となる。
そこでコンサルタントにとって必要になるスキルは、
「エンカレッジメント」(励まし)
「コーチング」(問題の認識と解決に導く)
「説得力」
そして何よりも
「自分自身がめげない」。
さらに分解していくと、
「どうやったら自分の言葉を相手の心に届けられるか」という点に行き着く。それから先は、
「話法」(ビジネス本のジャンルとしては「売る技術」)
「ビジネス以外の成功モデル」(北海道でいえば「よさこいソーラン」「苫小牧駒澤高」「日本ハムファイターズ」。「こんな成功事例が身近にあるじゃないですか。がんばりましょうよ」)
などなど雑多なジャンルにまたがる知識が必要になる。
その中で一番重要な分野がある。もったいぶるのもなんなので先に答えを書いてしまうと「脳」。
次回はそのお話を…。