大通西9丁目の石碑 大通西9丁目にある、有島武郎氏の石碑。

 「生まれ出る悩み」で有名。

 私の母校、北海道大学の校歌の作詞者でもあります。

 札幌農学校時代の学生で、入学時の校長は新渡戸稲造先生だったとのこと。

 「生まれ出る悩み」の主人公である木田金次郎の方は出身地である岩内に美術館があります。

大通西9丁目の石碑2 有島武郎は木田金次郎と交流を持ったのち、大正7年に「生まれいずる悩み」の連載を開始し、その後大正12年に自殺してしまいます。

 この石碑は「小さき者へ」の一文が刻まれています。

 改めて有島武郎氏の人生を簡単にたどってみると、詳しくは述べませんが密度の濃い人生を送ったことがわかります。それにくれべてこのブログを書いている後輩は…



 さて、最近のご相談事例から。

 金融機関に対してどう折衝するかという切り口でお話します。

 基本的に金融機関にこちらからお願いできることはそんなに多くありません。

① お金を貸してほしい
② 借りたお金の返済を一時待って欲しい(リスケジュール)
③ 返すあてがないのでまけてほしい(債務のカット)

 くらいでしょうか。

 従来果たしていたコンサルティング機能はほとんど期待できない状況ですので中小企業との接点は上の3点くらいか、と思います。

 ①については企業の体力、実力がでますので可能なのはそのときどきで出やすい融資を選んで折衝していくことくらいでしょうか。再生途中にある企業にとってはなかなかニューマネーの調達は難しい状況になります。

 ②について私がアドバイスするのは、

 「一度やれば完全にニューマネーは出なくなるが、一度だけ切れる切り札として最大限利用して」ということです。

 できるだけ迷惑をかけない、ということで返済金額を減らした形の事業計画をお持ちになる経営者の方がおられますが、どうせやるなら返済を全く止めてしまい、浮いたお金で経営改善を行う、というメリハリを利かせた方がいいか、と思います。

 また金融機関にすれば、借り手がぎりぎりまで我慢をしたあとで「実は来週破産します」といわれるよりは、「リスケをしてください」と言われる方がまだましです。「できる限りの協力をした」という形もとれますのでリスケジュールを相談する方がベターなケースがままあります。

 ③についてでですが、よく誤解されるところになります。「金融機関の債権カット」は「原則ありません」。

 金融機関が自分で債権を抱えたまま、一部だけを放棄する、というのは、民事再生法の再生計画に基づくもの、指定整理ガイドラインかそれに準ずるものに基づくもの、など厳しい形式基準が必要です。

 従来はサービサーに低い価格で債権を転売し、実質的に債権放棄をする、というパターンがありましたが、近年では不良債権処理が一巡し売却される債権額が減少していること、サービサー間の競争が激化していること、から「回収業務のみ委託」というパターンも出現しており、売却を通じて債権放棄というパターンは従来ほど多くないように思えます。サービサーの回収姿勢も厳しくなってきていますので「サービサーに債権を移した後でゆっくり返済金額を交渉」という手は使いづらくなってきています。

 このように金融機関との付き合い方は日進月歩でどんどん変化しています。

 また相手金融機関が政府系か民間か、同じ民間でも規模の大小、保証協会付かどうか、で対応は分かれます。

 判断に迷った際はぜひ一度弊社にご相談下さい。初回相談料31,500円にてご相談をお受けいたします。






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 筆者山崎誠の経営する事業再生専門コンサルティング会社
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