4月18日、札幌でCRC主催の「建設業再生セミナーが行われました。「建設業界再編の衝撃・生き残りの条件とは?」
今年から始まったCRCの業種別事業再生セミナーの第一弾です。
道銀ビル会議室にて。
最初は、日本マルチメディアエクイップメントの高田守康氏の「2008年経審改正のポイントと建設企業への影響」です。まず旧経審と新経審の評価方法の違いについて概説していただきました。
旧経審のY点偏重などが改められ、「企業の実力が素直に評価に反映する」方向で
改正された、とのこと。
例えば、従来Y点評価の中にあった、「キャッシュフロー対売上高比率」が「営業キャッシュフロー」へ変更され、企業規模に対する相対値評価から絶対値評価に変わ
り、配点の幅も広がっているなど、工夫が凝らされています。
全国18万社のデータベースから、規模別に、「新経審で評価しなおすと傾向とし
て上がる、下がる」という貴重なデータをお示しいただきました。
次にCRC会員でもある、西川経営コンサルタント事務所代表・西川隆規氏の、「新経審に対応した改善・再建の具体的手法と実例」
一般的に再生手法でよく使われる、「事業譲渡」「会社分割」を建設業で行った場
合にどのように建設業免許と経審の評点を引き継がせるか、というポイントにしぼっ
て解説がありました。
建設業の会社が「事業譲渡」「会社分割」により傷んだBSを修復し再生に向かいたい、というニーズは高いと思われます。
実務家や建設業の会社様に非常に有用なセミナーだったと思います。
事業承継について、CRC代表真部敏巳氏からお話がありましたが、その部分はまた改めて。
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筆者山崎誠の経営する事業再生専門コンサルティング会社
株式会社 スター・ターンアラウンド・パートナーズ
筆者山崎誠が運営するネット書店 「街コンのビジネス家」
筆者のブックログ「再生コンサルタントの書棚/CDケース」
筆者のもう一つのブログ「ターンアラウンドマネージャー本日のお楽しみ」