小雪像の跡 通勤途中で見た、雪祭りの「跡」。小雪像を壊した跡でしょうか、等間隔に残り雪が。

 さて、先週来、連載してきました、北海道の建設業についてです。

 厳しいのはわかりました。

 ではどんなことをしていかなければならないのか。

 私自身は建設業の将来に関し、少し悲観的です。それはあまりに会社数が多く、おそらくいちどきに再生ニーズも出てくるからです。

 北海道の建設業の将来像はどのようなものか、いろいろな方々のセミナーの内容を集約しますと、

① 公共部門…元請として残る地場企業は20-30社程度。

② 公共部門…下請も専門性が高まり、施工品質や施工スピードなど「売り」が求められる。下請けの「プロ化」。

③ 住宅部門…リフォーム、庭、融雪設備など住む人のニーズに対するコンサル機能が求められる

④ 民間部門…受注と施工の分離(受注して施工する、のではなく情報をキャッチし受注までする会社とその会社からの外注を受ける会社に分離)

 総括しますと、

① 「今が底」ではない。これからもっともっと市場は縮小していく。

② 待ちの姿勢ではなく、攻めの営業が必要。

③ 攻めるにあたって自社の強みを作っておくこと

④ 内部管理ができているかどうか(品質管理、現場別採算管理、営業部門と施工部門の連携、資金繰り予定表の作成など)が業績維持のカギ

 ということになります。

 他にも、道内には小売業や運輸業など業績の悪い業種はいくらでもありますが、建設業ほど市場規模が急速に縮小している業態はありません。

 すべての建設業関連会社が生き残るのは難しい情勢です。すこしでも早く業績改善について着手することが必要です。







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