大通小学校2 もうすぐ札幌市立大通高校として開校する、旧大通小学校です。

 ちょっと前に、夕陽がかかる同じ学校の画像をアップしまたところ…

 「大通小学校に通っていました」という方からご連絡をいただき、「きちんと校舎が写った画像をアップせねば」と思っていました。 

大通り小学校裏 今日、たまたま通りかかったのですぐ撮影。

 こちらが校舎を校庭のほうから撮った画像です。

 フェンスがあるのでわかりずらいですが…

 ここで運動会をやったんだわなぁ。

 さて、今日はここのブログにしては珍しく時事ネタで。

 「新銀行東京」についてです。
 
 少し前に森大志さんのブログで「新銀行東京」についての記事がありました。(「新銀行東京の危機」。)

 銀行員生活を経験し、その後会計事務所職員としていろいろな金融機関を見てきた経験からいうと、「新銀行東京」がやろうとした試みはユニークで歴史に残る(今となっては悪い意味で?)ものだと思います。

 私の住む北海道では道や札幌市が行う制度融資は多々ありますがほとんどが保証協会付ですので結局、「保証協会次第」という金融機関の融資姿勢を超えるものではありません。かろうじて弊社も利用した、札幌市の創業支援融資(弊ブログ「どこまで続くぬかるみぞ」ご参照)が、20%の金融機関プロパー融資分を札幌市が保証する仕組みで制度融資らしい融資ですがとにかく使いづらくできています。

 新銀行東京のHPから主な金融商品を見ますと、「東京都の発注する工事を見返りに融資」「都内の信用金庫から借りるときに保証をつけます」「優れた技術力、将来性を有する企業に第三者保証なしで融資」など意欲的なラインナップになっています。

 北海道にも、「ここまでやってくれる金融機関があれば…」と思うのは私だけではないはずです。

 では方向性がまずまずOKとすれば何が問題だったのか…?

 やはり、実際の運用の中で債務者の目利きが十分でなかったのでは…?という点に尽きると思います。上記のような商品は高度な企業に対する目利きが必要になります。「実績主義」「担保主義」「保証協会依存」の民間金融機関でできてない(運用できていない)ものが新銀行東京を作ったらできるのか…?

 そこがNOだったのではないでしょうか。

 企画を出した東京都側と取締役に社外から招いた幹部とのあつれきなど原因らしきものはいろいろ報道されていますがこの辺のことは少し待って十分な報道がなされてからでないとなんとも言えません。

 でも銀行すら保有できるなんて東京ってすごいところですね。

 新銀行東京存続のため400億の都税を追加投入、という報道がありましたが、どうせなら、5400億円位投入して、①5000億円は北海道に貸し付け、②とりあえず安定的に利息を稼いで業績の下支えにして、③北海道とともに新銀行東京を再建へ、というのはどうでしょうね??え、今貸している先より北海道のほうがよほどリスクが高くて貸し倒れそう…?

 お後がよろしいようで…



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