ニトリの食器 画像は弊社で使っているカップ。開業祝い、何がいい?と言ってくれた人がいたので「カップ!」と答えて買ってきたもの。

 実はニトリの商品。

 雑貨類は粗利が高いということもあるのだろうが食器などの「非家具」の品揃えは冷静にみると家具屋さんのそれではない。

 ニトリは全国ネットで展開しているので知らない方もいらっしゃると思うが本社は札幌市手稲区内で北海道からでて全国企業に成長した企業だ。

 ニトリの成功パターンは「自社で製造した商品を安く売る」と、「店に行けばテーブルやベッド、食器棚などトータルコーディネートできる」というところ。(以下、「日経ビジネス」2007年9月20日号より)

 ニトリでは自前の工場を持ち、配送や倉庫まですべて自前でやるのがポリシーとなっている。

 「だって自製しているから原価を下げようって考えるけど、他から買ったり委託していたんでは徹底しないでしょ」

 なんだという。

 ニトリの家具は確かに安いのだが、それは工場がベトナムにあるからだけではない。

 社長の似鳥昭雄氏は「こう」と思いついたら実行せずにいられないタイプ。

 さる商談のためシンガポールを訪れた際、商談の場所がたまたまゴルフコースのクラブハウスだったのだという。そしてあまりにそのゴルフコースがきれいなのを見て、急きょ商談の中止を申し入れ午後からプレーをした由。

 また、たまたま飛行機で隣り合わせた某自動車メーカーの役員を気に入り、自ら口説き落としてニトリに迎え入れたこともあるという。

 似鳥昭雄氏の少年期をよく知る方とたまたまお知り合いになったのだが、その方によると、

 「実直、まじめでとにかく一生懸命だった」という。

 氏は在札幌フランス領事も兼ねており、交流に貢献されている。

 実は石屋製菓さんが白い恋人騒動で大揺れとなり、J2のコンサドーレ札幌のスポンサー収入が激減するのでは?という心配があったのだがどうやらニトリがその後を埋める形となるらしい。コンサドーレ札幌のユニフォームの胸に入っている「白い恋人」のロゴは来季、「ニトリ」に代わるという。

 ユニークな企業、ニトリ。

 これからもどんどんわれわれ消費者の生活を豊かにしてほしい。

 
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