
さて、今日は「本」について。
コンサルタントにとってメシの種。コンサル志望の方やお客様には「野球でいえば素振りです」と説明する。
素振りだけで野球はうまくならないが、素振りなしではうまくなれない。そんな位置づけだと思っている。
仕事向けの読書は新しい情報に触れ仕事に生かすことが目的なので「んっ!」と思った本はすべて読むことにしている。(買おうかどうしようか、と迷う時間がまたもったいないので)
ということで本は書名を覚えていられるうちに(私の場合15秒位でしょうか)すぐネット書店で買う。というかネット書店を自分で運営しているのでそこで本を登録して買う。(別に安くなったりはしないのだが…。もう5年以上やっていて、全参加店数32000店中、売上30-40位にいるのでカタいビジネス本中心の書店としてはまずまずだと思う)一般ビジネス本、脳関連、事業再生関連、文庫新書本、販売促進と、5店舗、約300冊を陳列している。
弊社開業以降、このブログともリンクをかけたので毎月2000人を超える方の来店がある。いかにネット上のことでも来店数が増えるとうれしい。
さて前の職場で後輩に「この本面白いよ」という話をしていた時のこと。
本のタイトルをメモった後輩は、「じゃあ、本屋行って買ってきます!」と言ってくれたのだが…。
普通、「この本を読もう」と思うと無意識に「本屋に足を運ぶ」ことを想定する。そのことで「うん、うん、オレって本を買うんだ、勉強に前向きだ」と気持ちの確認をしている部分があるのと思う。でも何やかにやで本屋に足を運べず、そのうち書名を忘れ、やっといけたと思ったらその本はその書店になく、もう一軒別の本屋に…なんてやっていると本を読む以上に気持ちが消耗してしまう。
「これは」と思った時にネットで発注しておけばあとは忘れていても1-2日で宅配してくれる。届け先を勤務先に指定すれば届いた日の帰りがけに地下鉄のその本を開くことができる。時間の節約のために非常に効果的だ。新刊のビジネス本はともかく、再生にまつわる税務や法律関係の本など専門性の高いものは探して歩くよりネットで検索、である。
それからある著者を知って過去の本から読み直したいような時、出版からすこし時間を経過した本ならアマゾンでユーズドを探す。これもすぐ届くし安いし、非常に合理的だと思っている。(先に書いた、リンゴ・スターのCDもユーズドで買ったものだ)
もちろん、ネットショップだけではいい本を見逃す。月に1回は実店舗に行く。平積みになって今売れている本、手に取らないといいとわからない本を見つけに行く。前回書いた「オーケストラ指揮法」など、ネット上の検索だけしていたのでは決して巡り合わない本だ。
ちょっと話が脱線するが、書店にとって本は「ナマモノ」なのだそうだ。(「ABC青山ブックセンターの再生」、新風舎文庫、浅井輝久著、2007年4月刊、657円+税)
アメリカでは本が出版され売れるまでの平均日数は162日。しかし日本だと版元に返本するまでの期限が105日しかない。売れるのを待っているわけにはいかないのである。
また出版社の方も在庫リスクを減らすために確実に売れる部数だけ刷って売り切りにしたい。初版が売れ残っていればすぐ絶版にして次の本の出版をしないとまわっていかない。
「なんでも置いています」という一部の超大型店を除き、書店は「これを売りたい」という現場サイドと「売れないものは置くな」という経営サイドの激しいせめぎ合いの場なのだという。それぞれの分野の陳列棚を業界用語で「屋台」と称するのだそうだが、良い書店とは屋台ごとに陳列方針が明確で買い手に対する主張がわかる書店だという。
さてさて、こんな調子なので月に10冊ペースで読んでいかないと追いつかないようなことになる。忙しい仕事の合間に読むわけだから「早く読む」ということになる。そこで…
「速読」なのである。これは「あなたも今までの10倍速く本が読める 常識を覆す速読術フォトリーディング」に「3色ボールペン情報活用術」などを組み合わせた。
…って文字面だけ見ても読んでいらっしゃる方は「?」だと思う。少しでも感じが伝わるように書くと…「読む」のではなく「感じとる」のだが…。読んだあと、メモではなく、ツリーを書いて残すのだがこの辺はまだ下手で学習中。
それもまたおいおいと。
今、日曜日に放映された桑田佳祐のライブを見ながら書いている。やっぱりシメの曲は「祭りのあと」なのね。
さて創業から2か月弱、ようやく業務や提携、連携のお話がちらほらと…。また今月はすごい方との出会いもいっぱいありました。(無知、というのは本当に恥ずかしいですね)これらの出会いを仲介していただいた方々に感謝、感謝です。「相談料」でしたが初売上もあり…。
さて弱小コンサルタント会社「スター・ターンアラウンド・パートナーズ」の9月の展開は??
えっと、ブログの方では再生コンサルタントが実際何をやっているのかなど、ぼちぼちと書いていきたいと思います。
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筆者山崎誠の経営する事業再生専門コンサルティング会社
株式会社 スター・ターンアラウンド・パートナーズ
筆者山崎誠が運営するネット書店 「街コンのビジネス家」