記念品 結婚式で最後に新郎新婦から記念品としてもらったナイフフォークを置く台(なんていうんでしょう)。箸置きとして使用中。

 さて火曜日1月16日放送の「ガイアの夜明け」は、

 「生活を変える冷凍技術」がテーマでした。

 この中で小樽市の「ふうどりーむず」社の特許申請中の急速凍結技術が取り上げられていました。

 従来風味が損なわれ冷凍には不向き、とされていた、

 「生寿司」「豆腐」「生鮮野菜」などを冷凍することが可能にした企業です。番組の中では糖尿病患者向けに食味を落とさないで冷凍した糖尿病食が生産開始されたことが取り上げられていました。

 優れた冷凍技術は、この会社だけが持っているものではありません。

 YGコールドシステム(石狩市)はやはり生寿司や生鮮食品の冷凍を行っています(テレビ北海道「札幌経済ナビ」2007年9月15日放映「北の凍結ブランドを売り込め」)。

 この技術開発をした会社が同じ「札幌経済ナビ」内で紹介されていました。

 「サーモダイナミックシステムズ」社です。

 昨日、1月17日の日経新聞道内版にも取り上げられていました。
 
 省エネを実現しながらの従来の10倍近い急速冷凍を開発したとのこと。着霜を抑え「冷凍やけ」の防止も実現したということで生鮮品を中心に高品質を保ったままの冷凍が可能になりました。

 こういった一見ローテクな分野に実はものすごい革新の余地とビジネスチャンスが埋まっています。

 事業再生において第一ステージでBS(貸借対照表)の改善を行った後、第二ステージで収益体質の改善に着手するときに、「ローテクだけど改善可能」という切り口、考え方は是非応用していかなくてはならないところです。(そしてそこで掴んだ独自の技術で第三ステージ(同業他社に対し優位に立つ、最終的にはIPOも)へ進むわけです)




 冷凍するのは鮭とか寿司だけに。あなたのビジネスマインドは解凍したい、そんな私にワンぽちお願いします。

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