先日ニュースを見ていたらマンガ甲子園の審査員としてやなせたかし氏が登場していた。ますますお元気なようだ。(「熱き漢(おとこ)アンパンマン」ご参照)

 さて、こんな本がいつか出るだろうな(出ないかなぁ)と思っていたらやっぱり出た。

 「常勝のビジネス理論50」。文庫本で主な経営理論や経営に使うテクニックを50コ解説している。各4ページ位、全体で約200ページ。

 うーん、なんだかんだいってちゃんと自分で説明できるのは半分位か…。名前知っている、という程度ならもうちょっとあるけど。

 さてさて、

 ビジネスってどうやればうまくいくんだろう。

 AとBという手法があればどっちへ進むべきなのか。どちらがわが社にフィットしているのか。

 「才能や過去の実績に自信がないのならできる限りの時間を仕事に投下しろ」(「小さな会社☆儲けのルール」(竹田陽一・栢野克己著、フォレスト出版、2002年11月刊、1,400円+税)というコンサルがある。有名なランチェスター経営である。寝る時間を削って(社長が)働けば必ず成果が上がる、と論証している。

 一方、「思いつきを成功に変える」「戦略ゼロの戦略」とうたう企業もある。名古屋本店の「世界の山ちゃん」である。(「世界の山ちゃん伝説」(幻冬舎、2006年5月刊、1,300円+税)

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 うーん、「寝ないで働け」というコンサルもあれば「思いつき」で経営している会社も…と展開したかったのだが、今本を見返してみると「世界の山ちゃん」の社長さん、ゆるーいようできりきり働いている。本当に手羽先が好きなのである。

 ちょっと論旨を変えて…

 中小企業の成功のカギは社長だ。会社が成功するかどうかは社長で決まる。

 まず社長が一所懸命考えること。なぜなら中小企業には「ヒト・モノ・カネ」がないのだからコストも人手も掛けずにできるのは「考える」ことだ。

 中小企業の経営改善、事業再生のために使うコンサル手法はそれぞれ違うようで本質はあまり変わらないような気がする。野球のコーチングはいろいろな方法論はあるが結局バットを振りボールを投げることに尽きるわけで中小企業の成功のカギも強みを見つけ営業エリア、対象顧客を絞り、従業員の力を引き出しつつ利益を上げる、これに以外にはない。

 もし、「どのコンサル手法で…?」ということで迷っているのならとにかく一歩踏み出すことが大事、とアドバイスしたい。その方法なりコンサルタントなりがフィットしていなければ変えればいいだけのことである。それよりも現状を変えるために一歩進む、という方の意味が大きい。事業再生において中小企業はたいていが足がすくんだ状態になっているからである。

 (この話、またワダさんにカタいって言われるな…)

 皆さん、お盆休みにはお墓参りしましょうね。私は今日行ってきます。

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 筆者山崎誠の経営する事業再生専門コンサルティング会社 株式会社 スター・ターンアラウンド・パートナーズ
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