開業以来、いままで業務として受けた、7件のご相談について再生に向かうかどうかの判断のポイントを挙げてみたいと思います。
順不同ですが、
1.ユニークな企業かどうか
経営者の方の手腕や、会社としての技術の集積、取扱商品、などの中にほかの企業にはない、ユニークなものがあるかどうか。
これがないと債務カットなどを行ってもまた元通りの不振企業へ逆戻りしてしまう。
2.時間的な余裕があるかどうか
過剰債務となっていても、「営業キャッシュフローが出ている」「換金できる資産がある」「金融機関からの追加融資が可能である」など時間が稼げるかどうか。その時間的な余裕の中で傷んだ本業をユニークさを前面に出して修復できるかどうか。
近年、ABL(動産担保融資)という手法ができ、仕込中の梅(梅干しに加工する途中のもの)やブドウ(ワインに加工するもの)を担保にして融資を行う手法が開発され、時間を買うのに有力な手がかりになっています。市中金融機関で取り扱う場合も散見されるが象徴的な取引の場合が多く(ウチでもできます、的な)ノウハウの蓄積は専門会社の方が圧倒的に勝ると思われます。(弊社から提携関係にあるABL専門会社へのご紹介も可能です)
3.経営者の性格、資質
どんな想いをこめてその会社を経営しているのか、経営を通じて何を社会に対して表現したいのか、など。
これは再生の成否を決めるというよりは経営者の意向と食い違った再生に進まないため必ず時間をかけて聞き取りを行う必要があります。
また、思い入れが弱いときなどは再生に進んでも…という判断につながる場合もあります。
4.自力でなんとかできる場合
「業績が回復中」「単純に単価を引き上げる」「リスケジュールの必要があるが自分で折衝できる」など。
このような場合は「この辺に気を付けて」ということをご説明し、ご相談だけでコンサルティングは打ち切りとなります。
それ以外の場合は具体的なコンサルティングに進みますが、
再生プラン、予想されるエンドの時期、価格についてご納得いただいた上で契約を結び着手金をいただいてスタート、という運びになります。
判断について再生コンサルならでは、だと感じるのが、
「あきらめたらそこがエンド(おしまい)」というところ。
かといって「何が何でも再生へ」とやると逆に法的整理の時期を逸したりします。どれひとつといって同じ案件がなく、常に頭を悩ませながら進むことになります。
先日、あるセールスマンの方(何度も弊社に通って私のコンサルを受けたIさん)が、
「札幌支社でナンバーワンになりました!」と笑顔で訪問してくれました。
事業再生の中でやる、組織活性化はこれを団体でやる感じです。
聞いた私もすごくうれしかったです!次は狙うのは、
「社内一」ですなっ。Iさん!
↓でも日ハム惨敗で傷んだハートはあなたのワンぽちで癒してほしい…

筆者山崎誠の経営する事業再生専門コンサルティング会社
株式会社 スター・ターンアラウンド・パートナーズ
筆者山崎誠が運営するネット書店 「街コンのビジネス家」
順不同ですが、
1.ユニークな企業かどうか
経営者の方の手腕や、会社としての技術の集積、取扱商品、などの中にほかの企業にはない、ユニークなものがあるかどうか。
これがないと債務カットなどを行ってもまた元通りの不振企業へ逆戻りしてしまう。
2.時間的な余裕があるかどうか
過剰債務となっていても、「営業キャッシュフローが出ている」「換金できる資産がある」「金融機関からの追加融資が可能である」など時間が稼げるかどうか。その時間的な余裕の中で傷んだ本業をユニークさを前面に出して修復できるかどうか。
近年、ABL(動産担保融資)という手法ができ、仕込中の梅(梅干しに加工する途中のもの)やブドウ(ワインに加工するもの)を担保にして融資を行う手法が開発され、時間を買うのに有力な手がかりになっています。市中金融機関で取り扱う場合も散見されるが象徴的な取引の場合が多く(ウチでもできます、的な)ノウハウの蓄積は専門会社の方が圧倒的に勝ると思われます。(弊社から提携関係にあるABL専門会社へのご紹介も可能です)
3.経営者の性格、資質
どんな想いをこめてその会社を経営しているのか、経営を通じて何を社会に対して表現したいのか、など。
これは再生の成否を決めるというよりは経営者の意向と食い違った再生に進まないため必ず時間をかけて聞き取りを行う必要があります。
また、思い入れが弱いときなどは再生に進んでも…という判断につながる場合もあります。
4.自力でなんとかできる場合
「業績が回復中」「単純に単価を引き上げる」「リスケジュールの必要があるが自分で折衝できる」など。
このような場合は「この辺に気を付けて」ということをご説明し、ご相談だけでコンサルティングは打ち切りとなります。
それ以外の場合は具体的なコンサルティングに進みますが、
再生プラン、予想されるエンドの時期、価格についてご納得いただいた上で契約を結び着手金をいただいてスタート、という運びになります。
判断について再生コンサルならでは、だと感じるのが、
「あきらめたらそこがエンド(おしまい)」というところ。
かといって「何が何でも再生へ」とやると逆に法的整理の時期を逸したりします。どれひとつといって同じ案件がなく、常に頭を悩ませながら進むことになります。
先日、あるセールスマンの方(何度も弊社に通って私のコンサルを受けたIさん)が、
「札幌支社でナンバーワンになりました!」と笑顔で訪問してくれました。
事業再生の中でやる、組織活性化はこれを団体でやる感じです。
聞いた私もすごくうれしかったです!次は狙うのは、
「社内一」ですなっ。Iさん!
↓でも日ハム惨敗で傷んだハートはあなたのワンぽちで癒してほしい…

筆者山崎誠の経営する事業再生専門コンサルティング会社
株式会社 スター・ターンアラウンド・パートナーズ
筆者山崎誠が運営するネット書店 「街コンのビジネス家」