札幌で中小企業の再生コンサルティングを専門に扱う、という画期的な新会社、「スター・ターンアラウンド・パートナーズ」が開業して4か月。開業した頃、窓から見える大通公園はこんなでしたが…
いまはこんな風になっちゃいました。明日は札幌近郊の街に出かける予定ですが予報は「吹雪」だそうで…。

今週は仕事をお手伝いいただいているS江さんがインフルエンザでダウン。今日は午前中来客がないこともあり、暖房を切っていたら…
さすがに寒くなってきました。
開業祝いに前の職場の方々からもらった時計の下の部分に温度表示が。
そりゃ寒いわな。19度か…。しかも室内で。
さて、今日のテーマは「スキーム作り」。
企業再生に携わった方なら誰もが実感されると思いますが、再生はどれ一つとして同じものがありません。
大筋はパターン化することはできますが、実務では、
①最適なパターンを選択する
②場合によってはパターンを組み合わせる
③細部に工夫を加える
などその事案、事案で大きな違いが出てきます。
ここがポイントになるのですが、
事業再生は実は「イマジネーションの勝負」です。
事業再生分野には山ほど教科書が出版され、再生マネージャー養成講座なども花盛りですが結局、「学習できない部分」である、個々のマネージャーのイマジネーションが重要になってきます。
そこで私は、
事業再生がどんな仕事かを説明するときに「再生マネージャー=売れっ子歌手」説というのをお話します。
例えば…宇多田ヒカル(古いですか?)や浜崎あゆみ(古いですか?)、倖田來未(もう勘弁して下さい)が、「売れる!歌手講座」みたいのがあったとしてせっせと通っていたでしょうか?
音楽の基礎はどこかで勉強したのでしょうが、基礎を覚えた後は「自分のオリジナリティ」を伸ばすことだけを考えていたんではないでしょうか。
自分の才能を信じて…必ず認められる、売れる、受け入れられる、と確信しつつ…。
再生マネージャーもこの辺のフィーリングは全く同じです。
これから事業再生をやりたい、という方は、理論については早く覚えてしまって(単なるテクニックの部分ですから)自分ならではのビジネス勘や、どこに儲けの種があるか嗅ぎ分ける嗅覚を伸ばすトレーニングをしていただきたいな、と思います。
さて、午後から来客もあるので暖房付けましょか。
室内気温は低いが再生に懸ける意欲は高い、そんな私に「わんぽち」お願いします。
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筆者山崎誠の経営する事業再生専門コンサルティング会社
株式会社 スター・ターンアラウンド・パートナーズ
筆者山崎誠が運営するネット書店 「街コンのビジネス家」
筆者のブックログ「再生コンサルタントの書棚/CDケース」