a9fe5f7a.jpg 自民党の総裁選、麻生さんの方がいいと思う…。福田さんというと官房長官時代の「バカなお前ら(記者さんのことね)につきあってしゃべってやってんだから」というような神経質そうで不機嫌な記者会見を思い出す。多分、今のにこやかな福田さんからは、「みんな私に頭を下げて総裁に、ってか。やっとこのオレの価値がわかったか。むははは。」というような気持ちが透けていそうでちょっと嫌。

 さてようやく「ハゲタカ」を最後まで見た。ドラマは鷲津が自前のファンドを立ち上げ、「人」にスポットを当てた再生(従業員による企業買収=EBO)を実行して終わる。

 同じ日の午前中、提携先で「中小企業の事業再生とは」というテーマで2時間ほどしゃべったのだが、その中で「えー、EBOってのがありまして…」と説明したばかりだったのでなんともタイムリーだった。

 「企業は人」である以上、金額や利回りだけを見て再生に進むと見誤る。

 で、確かこの辺に…、っとDVDを引っ張り出してついでにハゲタカファンド関連の番組を見なおしてみた。「ガイアの夜明け」。2006年7月の放送のものだ。(「検証!“ハゲタカ”の正体 ~外資ファンドは日本を救ったか~」)

 新生銀行日本コロムビアを買収し再生軌道に乗せた、外資ファンド、リップルウッドの日本での5年間の活動をダイジェストしたもの。(この手の番組はテレ東、GOODです)

 もう一社、リップルウッドに買われた宮崎県のシーガイアを中心に構成されている。

 シーガイアの再生では当初、世界中の富裕層をターゲットにしようとするが顧客の9割は日本人、ということに気付き、社長以下幹部社員を日本人に変更し再生に取り組んでいた。

 「人」を中心にした再生、というのは日本人の情緒からいっても外せない路線だと思う。(この辺の日本人のメンタル面の特徴は別記事で)

 一方、思い出すのは北越製紙に対する王子製紙のTOB。北越製紙側の精神的な抵抗が大きく失敗したが、製紙業界内の再編では「考えられうる最高の組み合わせ」だったとされる。

 外資をハゲタカと呼んでいる間に、日本企業の行動もグローバルなものになっていきている。外資ファンドをハゲタカと呼んで特別視すること自体、すでに意味を失っているのかもしれない。

 しかし、栗山千明

 「Kill Bill」や「バトル・ロワイヤル」ではいずれも女子高生役で途中で殺される役どころだった。あるインタビューで「次の映画では生きてエンドを迎えたい」と発言して笑いを取っていた。

 ハリウッド女優なのに「妖怪大戦争」なんて映画にも出る。

 「ハゲタカ」では地味な経済記者役で、かえって顔立ちの美しさが際立っていた。

 これがどの角度から映しても美しいのですなぁ。

 最近の民放ドラマに出ている女優の面々を思い浮かべると、「栗山千明は日本最後の女優かも…」などと思ったりする。

 ここまで読んでいただいてありがとうございます。
↓ワンぽちお願いします。
 blog ranking

 筆者山崎誠の経営する事業再生専門コンサルティング会社
 株式会社 スター・ターンアラウンド・パートナーズ
 筆者山崎誠が運営するネット書店 「街コンのビジネス家