車庫の巻 ～後編～

（「前編」 の続き）

無事に車庫入れが完了したところまでは良かったのですが…

ここで新たな問題が発生したのです

それは…

なんと、バイクがコンテナから出せなくなってしまったのですっ

その原因は、コンテナの入り口にある５ｃｍの壁。

↑５ｃｍの壁

この壁はシャッターを下ろした時に、隙間から水が入るのを防ぐ為のものだと思うのですが…

バイクに跨った状態でバックで出ようとすると…

このたかが５ｃｍをど～しても越えることが出来ないのです。

まぁ、助走をつければ一気に越えられそうなものですが…

コンテナの大きさは、ほぼバイクにピッタリな為、助走スペースはほんのわずか。

↑助走スペースはコレだけ

「５ｃｍくらいなら簡単に越えられると思ったのにな…(￣ー￣；」

と、改めて約２６０ｋｇというハーレーの重さを思い知らされた私。

しかし…

そんなこともあろうかと、高さ５ｃｍのスロープもきっちり用意しておいたのですっ(￣ｍ￣）

↑５ｃｍのスロープ

「これさえあれば出られるだろ～(・∀・)」

ということで、再チャレンジ。

しかし…

もう一息で乗り越えられそうにはなるものの、やはり助走不足で乗り越えることが出来ず…

「こりゃマズイな…このままだと、ＧＷの『九州ツーリング』に乗って行けなんて事に…(￣Д￣；；」

と焦りながらも、この日は脱出をあきらめ、作戦を練ってから出直すことにしたのでした。

で、迎えた４月２９日（祝）―――

去年同様、『九州ツーリング』へはＧＷの前日の仕事が終わった直後にフェリーに乗り込んで出発という予定。

ということは、この日が出発前日だった訳で…

「出発前日だというのに、準備どころかバイクがコンテナから出ないとは…(￣～￣；」

と思いながらも、練りに練った脱出作戦を決行することに。

まずはブ～ンとホームセンターへ行き木材を購入。

↑板と角材

で、この木材を使って…

「コンテナの床を５ｃｍ底上げしてしまおう(･∀･)/」という訳です。

そうすれば床と５ｃｍの壁が同じ高さになり、すんなりバイクが出せるハズ。

しかし…

バイクが出せないのにどうやって床を底上げするのか

そんな大問題を解決してくれるのが…

↑今回の秘策

どこにでもある「フリーペーパー」。

「こんなモノ一体何に使うんだ」

と思うかもしれませんが、コイツが今回の作戦の重要な役割を担っているのですっ

ではでは、脱出作戦をご覧いただきましょう(･∀･)/

まず、助走スペースで勢いをつけ、買って来た板（厚さ１．２ｃｍ）の上に後輪を乗せ…

↑後輪を板の上に乗せる

その後ろに板より少し高く積んだフリーペーパーをスタンバイ。

前輪の後ろにもフリーペーパーをスタンバイ。

↑前輪にもスタンバイ

で、このまま後ろに下がると…

↑両輪がフリーペーパーの上に

この時点で、後輪が約２ｃｍ、前輪が約１ｃｍ上昇。

で…

板をさらに一枚重ね、フリーペーパーをスロープ代わりに使って後輪を乗せる。

↑後輪をさらに高く上げる

それと同時に、前輪も少し高く積んだフリーペーパーの上へ。

↑前輪も上昇

ちなみに、後輪より前輪が低いのは、後輪を少しでも楽に板に乗せる為なのです。

あとはこれを何度も繰り返しながら徐々に高さを上げ…

ある程度高くなったところで前輪側にも板を投入。

↑前輪も板の上に

で、気がつくと…

↑脱出まであと一息

ちなみに上の写真の木材は、最終的に床の「芯」となるモノ（厚さ３．８ｃｍ）。

板（１．２ｃｍ）＋芯（３．８ｃｍ）＝５ｃｍという訳です。

ここまで高くなれば、あとは後輪のフリーペーパーを引っ張って…

↑ググッと引っ張る

少しでも出やすいように、出入口に対して車体を真っ直ぐに修正。

↑方向修正

フリーペーパー１冊だけで、意外と簡単にバイクが平行移動出来ちゃいます(￣▽+￣*)

これで脱出準備完了～(･∀･)/

ということで…

いざ、脱出～

↑脱出成功

↑脱出後

「ふ～っ。何とか脱出できたなぁ（￣▽￣）=３」

と、一安心したところで、空っぽになったコンテナに残りの木材をきれいに敷き詰め…

↑残りの木材

きっちり底上げが完了したところで再入庫。

↑入庫完了

こうして「バイクが出せない」とうい大問題は無事に解決したのでした:*:・(￣∀￣)・:*:

しかし…

「出発前日なのに、ツーリングの準備が全くできてない…(TωT)」

と、大急ぎで家に帰った私は、この後ほとんど徹夜で「九州ツーリング」の準備に追われるハメになったのでした(*´Д｀)=з

ということで、次回からようやくＧＷの「九州ツーリング」のツーレポに入りま～す(･∀･)/

今更ですけどね…（;´▽｀A``