野菜料理のこと | すたんこお嬢さん→すたんこ奥さんのブログ

野菜料理のこと

郷里から戻ったあと、お嬢さんの許には、郷里から数度荷物が届きました。

一度目の荷はたくさんのぶどうでした。早い時期に収穫される、固く種のない大きなぶどうが6房と、新高と呼ばれる品種の梨が4つ5つ入っていたように思われます。

次の荷にはたくさんの玉葱とばれいしょ、そして大きな夕顔を胴切りにしたものが入っていたように思われます。夕顔は切ってしまうと非常に足が早く、お嬢さんの許に着いたとき、残念ながら夕顔の半分ほどは溶けかかっておりました。

最近の荷には、丸のままの小ぶりな夕顔がひとつと米茄子が4つ5つ、長茄子が4、5本、日持ちがよいように改良された卵形の小さなトマトが赤黄とりまぜて1袋、きゅうりが1袋入っておりました。

帰京してからのお嬢さんはひどく忙しく、送っていただいた野菜のうちのいくつかは調理することなく寿命を終えてしまいました。しかしながら、忙しい時にあえて調理に時間を使うことは何かの解消にもなります。ふだんよりていねいな下ごしらえや、ふだんより時間をかけてこしらえたお皿や保存食は、お嬢さんの食生活や冷蔵庫の中をたいへん豊かにしておりました。

先だっての週末は茄子と挽肉と柿のドライカレーをこしらえました。これは、まず柿でチャツネをこしらえ、しかるのちに茄子のピュレをこしらえ、さいごに挽肉や香辛料と共に煮合わせてこしらえるもので、パンにもごはんにも合うようになっております。こしらえ方は少し長くなりますので、おって書くことにいたします。

写真は、郷里のいわゆる「古い街の地域」にある商家の一角です。高価な製品を扱っているので、店舗にあたる部分と倉庫にあたる部分は漆喰で堅牢に仕上げてあります。