別府市の小中では秋の修学旅行が中止になった。

 

息子の中学では例年、秋、東京方面だったものを来年1月中旬に京都に変更。ただまだどうなるか分からない。県内の修学旅行の可能性もあるだろうし、1月はインフルエンザもあるし難しいところだ。もう本当の修学旅行の意味合いも込めて期間を延長し中3に東京及び箱根や軽井沢と言った避暑地で勉強合宿をすれば良いとも思う。来年の秋になってもコロナ様は収束していない可能性もある。その時は中止でも仕方ない。

 

今年は例年になく暑い。

 

気象庁の予報では今日の最高気温は36度。異常だ。しかし、よくこんな時期にしかも東京でオリンピックを開催しようと目論見、他の候補地を押しのけ決まったものだ、と不思議に思う。今回はコロナ様のお陰で延期になって良かった。

 

世間ではお盆休みと言うのに今週、大分市の県立図書館の近所でランドセルを背負った小学生を見かけた。一人で自転車に乗っているのに律義にマスクをしている人もいる。異様な光景だ。

 

今回は本当に夏休みと言う感じではない。

 

小僧さんの場合、来週火曜日から授業再開だが、いきなりテスト。

 

暑い夏はまだまだ続く。立秋の日には朝、若干涼しくなったように感じだが日中は、それこそ危険を伴う暑さだ。加えてマスク。本当にウイルスを防御できるようなマスクだと熱中症の危険がある。

 

さて今日も一日が始まる。もうすぐ午前6時。今のところクーラーを入れなくても扇風機だけで十分涼しい。

 

 


追伸:

昨日、由布院で図書館で借りた本を中心に読書をしました。この辺りは観光客は少なく静かで良かったです。

 


由布院 亀の井別荘

 

 

 

 

今もそうだろうが北大にはおおらかな雰囲気がある。

 

中央図書館で本を読んだり勉強をして腹がへるとクラーク会館でメシを食う。

 

食堂は学内に多くあり最近ではカフェやマルシェなんて言うのも出来たしコンビニまで出来てその建物でジンギスカンも出来るようだ。

 

朝早く大学に着くと先ず中央食堂で朝飯、昼食はクラ館、夕食は中央食堂2階で、少し贅沢をしたい時には当時、東京キャラ亭と言う感じの名のレストランが百年記念館の1階にあり、そこで食べていた。利用したことはほとんど無かったが学内には床屋もあった。学生ならほとんどタダで薬を貰える保健管理センターなどもあり、寮生なら学外に出ることなく生活出来る状態だった。

 

僕は北大の敷地の割りと近い場所に住み何度も引っ越しを繰り返した。北海道では手に入らない『うまかっちゃん』と言うインスタントラーメンを送って貰って、ラーメンに飽きるとその麺を焼きそばにして食べたりもした。学生街は安くて美味しいお店も多い。『正本』と言う寿司屋にはよく行った。注文は決まって『梅ジャン』。これは松竹梅の一番安い鮨のネタでシャリが🍙のようにデカいのでジャンボ、通称、梅ジャン。

有珠山の大噴火の時、金曜日の最終便で東京から千歳に飛び、土日にボランティアをして、札幌に移動し、正本に行き、もちろん梅ジャンを注文。その後、正本は廃業したと聞いている。

 

ソクラテスおじさんのことを書こうと思ったのにテーマが随分ズレてしまった。

 

ソクラテスの顔を見たことが無い人は社会科の教科書かネットで調べて欲しい。

まるでソクラテスのような顔をしたおじさんが北大構内に住んで居た。いわゆるホームレス。クラ館の食堂のオバチャン達ちとも当然、顔見知りでいつも楽しそうにクラ館を中心に暮らしていた。大盛りのドンぶりメシ、そばのツユ、納豆などを美味しそうに食べ食堂のおばちゃんとよく話していた。学生もカレーを注文する時に「おばちゃん、ルーは少しでいいからメシは大盛にして」なんて言ってるヤツもいた。あのソクラテスおじさんも、既に亡くなっているだろうが、幸せな晩年だったのではないだろうか。スタンフォードでも大きな袋に新聞を入れて食堂の辺りをチョロチョロしている人がいたが、あの人ももしかするとホームレスだったのかも知れないと今、考えている。

 

今朝も散歩をした。

 

今日のコースは楠漁港、ヨットハーバー、別府公園。

 

この広い公園にもホームレスの人はもちろんいる。ホームレスではないが毎日、イヤホンで何かを聴きながらひたすら文庫本を読んでいる老人がいる。スゴイと思うのはほぼ一日中本を読んで過ごしていることだ。何時も思うのだが1日24時間、今まで発表されたクラッシックのCDを聴いたとしても全て聴くことは不可能だし、僕の場合、ジャズやボサノバや今は70歳くらいになってしまった日本のミュージシャンの曲も聴く。

 

コロナと言う訳の分らないウイルスのお陰で様々なことを考えるようになった。

 

 

今朝は散歩の途中でソクラテスおじさんのことをふと思いだした。

 

 

 

 

2006年に神奈川県から転居し別府市で私塾を開業した。

 

初期の頃の塾生で成績はイマイチだがとても素直で良い子供がいた。

僕は高校生はもちろん、相手が小学生でも中学生でも大学の話しをする。

 

そのMちゃん、自分の父親と大学の話しはしたことがなく、初めて父親の出身大学を知ったそうだ。

 

某大手企業を脱サラし埼玉県から転居し家業のホテルを引き継いだそうだ。

地獄温泉にちなんだプリンも開発し順風満帆に見えた。

 

ほとんど散歩が趣味と化しているが歩くコースは大体決まっている。

お気に入りの小さな旅館の前を通るときはたまにはこんな大正ロマン漂う場所で朝食を食べてみたいものだと考えたり、

新しいカフェが出来たなとか顔見知りになった子犬を散歩させている老女と会うと少し立ち話しもする。

小一時間、家から持参したコーヒーがほぼ無くなったころ散歩終了。

 

Mちゃんの父親が経営するホテルはほぼ毎日目にするがその前を歩くことはほとんどなかった。

先日、玄関に張り紙があり、いつもは止まっているバスや自家用車が一台もない。

我が家の近所のホテルもコロナの影響で一時期は宿泊者0だった。

どうも様子がおかしいので小僧さんにニュースを検索させると自己破産だと言う。

別府市の税収の多くの部分をホテル、旅館など観光業が占めている。

もう随分前からヨットハーバー界隈のホテルは銀行管理だとは聞いていてが、まさかこのようなことになるとは考えていなかった。

 

Mちゃんも、彼のお姉さんも既に成人しているのでなんとかこの危機を乗り越えて欲しいと思う。

 

自らのことを『チャレンジャー』と表現し見事逆転合格を果たしたMちゃん、なんとか生き伸びて欲しい。

コロナの時代は生きてさえいれば勝ち組みだと思う。

 

余談だが東大の学生さんをアルバイトに雇っている同業者の話しによると、東大ではネット授業が続きほとんど同級生と会うことが無いと言う。大学と言う場所は異質な人間同士が出会い切磋琢磨することに意味があったのだが今はそれが希薄だ。ただ昔の学生よりも勉強はしていると言う。大学は本来、学問する場である。生きて学問が出来る幸せを学生諸君は嚙みしめ、このコロナの時代と言う難局に立ち向かって欲しい。