超絶カッコいい打楽器だけのユニット「D-Brothers」 | Theory Q

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一瞬で消えてしまう感覚。そいつを追いかける。

先に告知を。


2/19(日)に個展第3弾開催します。


詳細はこちらです☆

『9B'sLAB.fromSTANDARDFOX#3』


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先週13日の金曜日。


吉祥寺のライブハウスPlanet Kへ、パーカッション前田“sharaku”卓次さんとドラム山岡大佐さんの打楽器ユニット「D-Brothers」の演奏を観に行ってきました。


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D-Brothers(左から)sharakuさん、大佐さん
※写真はFacebookより拝借。


どちらかのご本人ではなく、店長代理のロンドンタナカさんの誕生日を祝うためのライブだそうです(笑)。


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※写真はイメージです。


これまでMisaChiさんライブのサポートでsharakuさんが演奏するところしか見ていなかったので、

歌なし、弦なし、Keyなしの演奏とは?

一体どんなものか気になっていたんです。


ドラムとパーカッションだけの曲なんて見たことも聞いたこともなかったので、CMでやってたブルーマンくらいしかイメージできなかったけれど……


全っ然、想像と違う(笑)!

それはもう衝撃的な演奏でした。


ジャンベとドラムで進行するところに鈴やツリーチャイム、ホイッスル他、謎の小さな楽器たちによる効果で表情が変わり、ちゃんと曲になってるんです。


豪快な音楽にスカッとしますね。


演奏風景も楽しかったです。

螺旋状に跳ねるシンバルには「!?」となりました(笑)


多様な楽器といえば電気グルーヴを思い浮かべるかもしれません。しかしそれとはまた違って、まだ見たことない人には想像もつかないものでしょう。


メロディはないのですが、滅茶苦茶に叩いているわけではなく、確かに曲としての世界がそこにあるわけです。


歌舞伎のようだという方もいるそうですが、私は神事のようだと感じました。足元に伝わるスネアの振動が神楽を思わせます。日本だけでなく、世界中どの民族でも神事に打楽器は必要不可欠ですね。


耳で聴くというより、骨で聴く。

多分耳を塞いだ状態でも聴けると思う。

そんな異空間な演奏、カッコよかった!


そして特筆すべきは、

曲という概念を壊した「暁闇(あかつきやみ)」。


ドラムのバラードとのことで、

まったくイメージできなかったけれど、

これがまたカッコ良くて痺れました。


明けそうで明けきらない夜に森を歩くイメージというこの曲。


ドラムをスティックでないサムシング(日本語訳:何か)で撫でるのが本当に足音のようで、映画のワンシーンが切り取られたような臨場感がありました。


パーカッションには鳥の囀りや虫の声が入り、長い筒まで登場。

傾けると水の音がして、確かに曲は、沢を横目に進んでいるのが分かります!

今度は短い筒が。揺するとなんと、風の音!? 曲の中で天気が変わった……!


……と、衝撃の連続でした。

あっという間に演奏が終わってしまい、

次のバンドが控えているのでアンコールはできず、もっと聴きたかったなと思う「D-Brothers」でした。


DVDも買いました。

「暁闇」も収録されています♪

見よう。そして色んな人に紹介したい。


東京での次回ライブは未定とのことですが、

Facebookにオフィシャルページが開設されています。


D-Brothersオフィシャルページ


次回ライブがあるときはぜひ観に行ってみてくださいね。シビれますよ~!


さて、箱のオーナーがブッキングされたとだけあって、対バンの皆さんも素晴らしい方達でした。


特にそこで知り合ったバンドはなかったですが、

楽しい演奏を聴かせていただいたので、

次の記事から少し(まとめて?)ご紹介します。



龍  九尾