Mark | Theory Q

Theory Q

一瞬で消えてしまう感覚。そいつを追いかける。

小説家目指すなら知っておきたいこと。
文章表記の基本的な知識。

実は普通の学校では恐らく習わない表記の仕方がある。

例えば「?」や「!」の後に一文字分のスペースを入れること。
手元にある小説は大体がそうなっているはず。
それを知らないで書くと、校正の時に突っ込まれる。

それから、「…」の使い方。
よく語尾を濁す時に使うけれど、
これは「リーダー(三点リーダー)」という名前がついていて、
二文字分繋いで使うのだ。

わたくしも知るまでは一文字分の「…」しか使わなかったが、
実は校正の際、二文字分に直される。

「――」は「ダッシュ」と言い、これも二文字分で使う。
一文字分「―」だと「ー」(音引、伸ばし棒)と区別しにくいからであろう。

実は学校の「編集」に携わったことがあって、
そこでこのような知識を得ているのだ。

文章表記について学校の他に参考にしたのが、
「日本語の作文技術」(本多勝一、朝日新聞出版、1982年)。

この本とは、小論文指導をしてくださった先生から紹介され出会った。
「、」(句点)の使い方や一文に使う数について書いてあり、今でも参考にしている。

色々学んで気をつけたいなと思ったのは、
「……」「!」「?」に頼らないと言うこと。

記号を使うと雰囲気が出る。
しかしそれは文章力ではなく、視覚的な文字の配置力。

中学生の頃はライトノベルばかり読んでいたので、
そのレイアウトがいいものと思っていた。

がしかし、否定はしないがわたくしの目指すものと違うようだ。

難しい。
伝えるという技術は突き詰めると本当に難しい。

もっと書き慣れないといけませんなひらめき電球


龍九尾