【訃報】 米倉健司 元東洋バンタム級王者・ヨネクラジム会長 | BOXING MASTER first 2006-2023

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輪島功一選手の試合に感動、16歳でプロボクサーを志し、ボクシング一筋45年。ボクシングマスター金元孝男が、最新情報から想い出の名勝負、名選手の軌跡、業界の歴史を伝える。

4月20日に元東洋バンタム級王者でヨネクラジム会長だった、米倉健司(本名健治)氏が亡くなられた。享年88歳。福岡県出身。福岡高校から明治大学に進学。1956年メルボルン五輪代表。1958年にA級プロデビューを果たし、日本フライ級、東洋バンタム級王座を獲得。世界王座にも2度挑戦した。引退後の1963年にヨネクラジムを創設。柴田国明、ガッツ石松、中島成雄、大橋秀行、川島郭志氏ら5人の世界王者を育成。高齢を理由に2017年8月にジムは閉鎖されていた。米倉氏は現役時代、ハワイのスタンレー・イトウ氏に師事。引退後もイトウ氏=サム・イチノセ氏のラインで柴田選手、石松選手らがチャンスを掴んでいる。選手をロードワークに引率し、70歳を超えてもミットを持ち続けるほどのリングの虫は、厳しくも、情熱と愛情を持って選手に接し、多くの有名無名選手を育成された。その功績は人後に落ちない。ご冥福をお祈りいたします。

 

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