WBC世界バンタム級王者薬師寺保栄(松田)選手、WBA世界スーパーフライ級、バンタム級暫定王者戸高秀樹(緑)選手、WBC世界スーパーバンタム級王者ポール・バンキ(米)らを育成した、米国人トレーナーのマック・クリハラ氏(米・ハワイ出身、ロサンゼルス在住)が、1月21日(日本時間22日)に逝去。享年90歳。
クリハラ氏は1969年4月、米・アリゾナ州スーパーフェザー級王者アルトン・コルター(米)のトレーナーとして来日。3階級制覇を目指し、世界フェザー級王者西城正三(協栄)選手への挑戦が決まりかけていた世界フェザー級2位ファイティング原田(笹崎)選手に痛恨の黒星を与え、日本のファン、関係者を驚かせた。薬師寺選手が辰吉丈一郎(大阪帝拳)選手を破った試合も見事な手腕だった。
1999年に渡米。ロサンゼルスを本拠にクリハラ氏をマネジャー&トレーナーに迎え、米国リングで活躍した女子ボクシング&ロサンゼルス・トレーニングのパイオニア、丸山礼子氏によると、マック氏の死因は頭を強打した事による脳内出血との事。偉大なトレーナーでした。心よりご冥福をお祈り申し上げます。
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