体重超過のスティーブンソン 「4時間前にギブアップ!」 報酬は300万ドル | BOXING MASTER first 2006-2023

BOXING MASTER first 2006-2023

輪島功一選手の試合に感動、16歳でプロボクサーを志し、ボクシング一筋45年。ボクシングマスター金元孝男が、最新情報から想い出の名勝負、名選手の軌跡、業界の歴史を伝える。

WBC&WBO世界スーパーフェザー級をオーバーウェイトによる計量失格で剥奪された、シャクール・スティーブンソン(米)=18戦全勝(9KO)=は、130ポンドのリミットを1.6ポンドオーバーした後、与えられた2時間の猶予を使うことなくギブアップ。計量の4時間前まで減量に取り組んでいたとしているが、結果が全てのこの世界。どれほど批判されても文句は言えまい。129.6ポンドで計量をクリアした、挑戦者WBC&WBO2位ロブソン・コンセイサン(ブラジル)=17勝(8KO)1敗=は、試合が開催される米・ニュージャージー州コミッションのルールにより、体重超過のスティーブンソンとの対戦を拒否した場合でも、ファイトマネーの全額を受け取る権利があったが、試合地のニューアークはスティーブンソンの地元とあって、プロモーターのトップランクは懸命に説得。時間はかかったが、スティーブンソンが300万ドルのファイトマネーからコミッションに2万ドルの罰金を払い、コンセイサンに違約金を支払う事で試合は行われる事になった。コンセイサンの報酬は25万ドルに違約金プラスで30万ドル以上となる。間もなくゴングの試合は、コンセイサンが勝てば新王者。スティーブンソンが勝った場合、王座は空位となる。

 

東京・板橋 JSBC・小林昭善スタイリッシュコース マン・ツー・マン指導!