フューリーvsワイルダーⅢ 「完全崩壊!」 ブリーランド解雇 | BOXING MASTER first 2006-2023

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輪島功一選手の試合に感動、16歳でプロボクサーを志し、ボクシング一筋45年。ボクシングマスター金元孝男が、最新情報から想い出の名勝負、名選手の軌跡、業界の歴史を伝える。

WBC世界ヘビー級王者タイソン・フューリー(英)と、前王者ディオンテイ・ワイルダー(米)の第3戦はどうやら完全崩壊。2018年12月の初戦で引き分けた後、今年2月の再戦でフューリーが7回TKO勝ちで王座を奪った後、再戦契約により7月18日に第3戦が設定されてたが、ワイルダーのケガにより延期。契約で設定されていた90日間の延期が認められた。その後、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を考慮し、フューリーは12月19日まで延期する事に同意したが、同日は大学フットボールと、NFLのスケジュールが重なり、PPV興行開催は困難。

 

 

ボブ・アラムは来年早々の開催を提案したが、フューリーは「12月に戦うつもりで準備をしている」と譲らず、12月に試合をした後、WBO、IBF世界ヘビー級&WBAスーパー王者アンソニー・ジョシュア(英)と戦う事を熱望。これを受けアラムは、「契約期限が過ぎた」としてワイルダーとの第3戦が消滅した事を明らかにしている。

 

 

ワイルダーは最近になり長年コンビを組み、苦楽を共にしてきた元世界王者マーク・ブリーランド(米)とのコンビを解消しているが、フューリーは以前、「私はブリーランドを尊敬している」と語り、「彼を解雇するなら自分のチームに迎い入れたい」と述べていた。ワイルダー陣営は契約の有効性を訴えているが、ケガとブリーランド解雇でチャンスを遠のけた感じ。その代わりにワイルダーvsアンディ・ルイスjrが浮上している。

 

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