コロナウイルスの感染拡大によるロックダウンが、ボクサーにどんな影響を及ぼすかに付いて、名トレーナーのフレディー・ローチ、ロバート・ガルシア、アンドレ・ロージアの3人が意見を寄せた。経済的には問題が無くても、集中力やコンディショニング、意欲を失う可能性があるスター選手。経済的に恵まれず、トレーニングを続ける能力すら失う可能性がある選手。ボクサーに取って厳しい現実は、長期的に続く可能性もある。
ローチ。「私はファイターたちに、油断せずに準備をしておけと言っている。常に体調を整えていなければならない」
ロージア。「ロードワークを続けろ、できる限りのことをしろ。準備ができている者に最初にチャンスがやって来る」
ガルシア。「好きか嫌いかは別としてファイターは、ファンがいないところで戦う事にならざるを得ない。観客が自分の名前を応援してくれないとモチベーションが下がるのはわかるが、今の状況ではそうしなければならない。」
ShowTimeのスティーブン・エスピノザ社長のように、今後1年間程度は無観客または限られた観客でのスタジオ・ファイトをTVでファンが観戦するスタイルになるとの予測もあり、ボクサーには今までと違った心構え、環境でトレーニングに励み、試合に挑む事が要求される。