リチャード・コミー 「復帰!」 ロマチェンコと統一戦へ IBF世界ライト級王者 | BOXING MASTER first 2006-2023

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輪島功一選手の試合に感動、16歳でプロボクサーを志し、ボクシング一筋45年。ボクシングマスター金元孝男が、最新情報から想い出の名勝負、名選手の軌跡、業界の歴史を伝える。

IBF世界ライト級新王者リチャード・コミー(ガーナ)=28勝(25KO)2敗=が戦線復帰。2月2日(日本時間3日)にイサ・チャニエフ(ロシア)を2回TKOに破り王座を獲得したコミーは、4月12日(日本時間13日)に米・ロサンゼルスで、WBO同級及びWBA同級スーパー王者ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)と王座統一戦を行う事で対戦同意していたが、全治6週間と診断された右拳の負傷で試合をキャンセル。ロマチェンコはWBAの指名挑戦者1位アンソニー・クローラ(英)と戦うことになった。

 

 

既にトレーニングに入っているコミーは、早ければ6月上旬にも初防衛戦を行う方向で動いており、V1成功後、今年後半にはロマチェンコと戦う意向を明らかにしている。IBF同級ランキングは1、2位が空位で3位に中谷正義(井岡)選手、4位テオフィモ・ロペス(米)で、挑戦者候補には中谷選手も含まれている様子。なお、IBFの指名防衛期限は、11月2日となっている。

 

 

帰国し、ガーナ・スポーツ省から王者の印が入ったトヨタ・カローラの新車をプレゼントされるなど、大歓迎を受けた英雄コミーは、やる気も新たにロマチェンコ戦を目指している。今後に注目。