亀田vsJBC 「6億円訴訟!」 北村弁護士・法廷尋問 | BOXING MASTER first 2006-2023

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亀田プロモーションがJBCとJBC理事を訴えた民事訴訟は、和解とはならず現在も裁判は継続中。6月11日には東京地裁で亀田興毅氏と、JBCの浦谷信彰事務局長と秋山弘志理事長が出廷して、原告被告双方の当事者尋問が行われています。そこで浮上したのは、元協栄ジム・マネジャーであり、トレーナーとしてもエディ・タウンゼント賞を受賞している大竹重幸氏の証言。

 

 

興毅氏は、「人望があり、エディ賞受賞という実績もある大竹氏は適任だと思った」と、大竹氏を亀田ジムの新会長に迎えるに至った経緯を説明。大竹氏は、「今回のトラブルは選手は悪くないから、兄弟はボクシングに専念しろ。ゴタゴタは全部俺が片付けてやる」と請け負い、業界への根回しに動き、帝拳ジムの本田会長、長野マネージャー、ワタナベジムの渡辺会長など業界内の重鎮といわれる人たちに亀田ジムの会長につくことを報告し承諾をえた。

 

これは結果的に協栄ジム金平桂一朗会長の強硬的な反対にあって協会内で拒否されてしまうのだが、協栄ジム創始者の金平正紀会長下で鍛えられえ、シンデレラボーイの元世界王者西城正三氏らをはじめとする協栄ОBからも信頼厚い大竹氏に取っては、心外と言えることでしかない。大竹氏が協栄ジムを去ることになった理由は、「会社都合」である。そし今、亀田兄弟は協栄ジムに所属する。ただし、これは協栄ジムの経営形態が変わったためで、この問題に付いてはまた後日。

 

興味深いのは浦谷氏のJBC側弁護人による主尋問で、大竹氏の会長就任が却下された経緯について興毅氏が、「大竹氏がJBCを訪問して面談し、内諾を得た」とする証言を真っ向否定。「大竹氏はJBCに来ていないし、相談も受けていない」

 

ここで起きる素朴な疑問。証言が食い違います。この辺は大竹氏に聞けば一発で事実関係が分かると思うのですが、陳述を取ることは難しいんでしょうかね?はっきりさせていただきたいものです。という事でしたので、明日夕方、大竹氏に直撃インタビューを行います。(笑)お楽しみに。

 

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