12/10 ジョシュアvsクリチコvsブラウン 世界ヘビー級 | BOXING MASTER first 2006-2023

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輪島功一選手の試合に感動、16歳でプロボクサーを志し、ボクシング一筋45年。ボクシングマスター金元孝男が、最新情報から想い出の名勝負、名選手の軌跡、業界の歴史を伝える。

12月10日(現地時間)に、英・マンチェスターのマンチェスター・アリーナでの開催が契約直前といわれていた、IBF世界ヘビー級王者アンソニー・ジョシュア(英)と、元王者ウラジミール・クリチコ(ウクライナ)の対戦は、交渉が合意に達したことを両陣営が認めながらも、ここに来て暗礁に乗り上げている。

 

 

これはタイソン・フューリー(英)の王座返上に伴い、空いたWBA世界ヘビー級スーパー王座復帰へクリチコが固執しているもので、クリチコの個人マネジャーで陣営の総帥であるベルント・ボンテ氏は、「ウラジミールにとってWBAは大事なベルトであり、次の試合はWBA王座を争う試合になる」としている。

 

WBAは王座決定戦に付いて言及していないが、クリチコとIBF王者ジョシュアの戦いを、王座決定戦として承認しないだろうとの見方が強く、12月10日はそれぞれが別の選手と戦う可能性が出て来た。

 

 

そこで、クリチコの対戦相手として浮上して来たのが、ルーカス・ブラウン(豪)。ブラウン陣営は既にやる気を見せており、スーパー、正規ともに空位となっているWBA王座決定戦は、クリチコvsブラウンが有力。

 

クリチコが首尾よくWBA王座に復帰した後、来年ジョシュアと王座統一戦という事になりそうな気配です。

 

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