【Photo】加納 陸 vs高山勝成 WBO世界ミニマム級王座決定戦 | BOXING MASTER first 2006-2023

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輪島功一選手の試合に感動、16歳でプロボクサーを志し、ボクシング一筋45年。ボクシングマスター金元孝男が、最新情報から想い出の名勝負、名選手の軌跡、業界の歴史を伝える。

WBO世界ミニマム級王座決定戦。同級1位加納 陸 (大成)vs同級2位高山勝成(仲里)。20日、兵庫県三田市駒ケ谷運動公園体育館。加納選手が勝てば、元世界2階級制覇王者井岡弘樹(グリーンツダ)氏の持つ、18歳9ヶ月10日を5日更新する国内最年少王者の誕生となる。

 

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国内最多、16度目の世界戦となる33歳の高山選手が勝てば、6度目の世界王座獲得。

 

試合開始。

 

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加納選手が左ストレートを決め、上場の滑り出しを見せた。

 

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2回から高山選手は距離を詰め接近。簡単にペースは渡さない。

 

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第3ラウンド。偶然のバッティングで高山選手が左目上の古傷をカット。

 

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高山選手は、ここからペースアップ。「向こうが思いの外、出てこなかったので、こちらから行ってやろうと」。

 

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高山選手の右が加納選手を捕らえる。

 

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試合は完全に高山選手のペースとなった。

 

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この試合2度目のドクターチェック。ダンレックス・タップダサン主審は、ドクターの勧告を受け入れ試合をストップ。勝敗は負傷判定に持ち込まれた。

 

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「自分も加納選手も、納得するまで戦いたかった」

 

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勝者は高山選手。

 

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スコアは59-56、58-56、59-55の3-0。WBO立会人はレオン・パノンチーヨ(ハワイ出身・タイ在住)。

 

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日本人最多を更新する6度目の戴冠を果たした高山選手は、 「彼にはまだ未来がある」と敗者を気遣いながらも、「自分と戦うのはまだ早すぎたかな」と貫禄を示した。

 

33歳の返り咲き王者高山選手は、31勝(12KO)8敗1分。国内最年少王者誕生ならなかった加納選手は、10勝(5KO)2敗1分。

 

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