村田諒太vsカネロ 「狙いはWBO世界ミドル級王座!」 | BOXING MASTER first 2006-2023

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輪島功一選手の試合に感動、16歳でプロボクサーを志し、ボクシング一筋45年。ボクシングマスター金元孝男が、最新情報から想い出の名勝負、名選手の軌跡、業界の歴史を伝える。

プロ入り以来11連勝(8KO)を記録するロンドン五輪金メダリストの村田諒太(帝拳)選手が、ターゲットとするWBO世界ミドル級王者ビリー・ジョー・ソーンダース(英)=23戦全勝(12KO)無敗=の王座は、サウル・カネロ・アルバレス(メキシコ)も狙いを定め、その実現に向けて一歩リード。


世界ミドル級の絶対王者ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)との対戦を、早くても来年秋までスライドさせたカネロは、9月17日(現地時間)、米・テキサス州ダラス近郊のAT&Tスタジアムで、WBO世界スーパーウェルター級王者リーアム・スミス(英)に挑戦が決定。

そして、この興行にスミスの同僚ソーンダースが出場するのは確定的で、その対戦相手候補にWBC世界同級13位ガブリエル・ロサド(米)=23勝(13KO)9敗=が浮上している。


カネロがスミスを破り、ソーンダースが米国顔見せ興行で王座の防衛に成功した場合、早ければ12月10日にも開催予定があるカネロの次戦で、ソーンダースvsカネロのWBO世界ミドル級戦が実現。

カネロ陣営はWBOのミドル級王座を保持した立場で、ゴロフキンとの頂上決戦実現を目指している。

待望される村田選手の世界ミドル級王座挑戦は、ゴロフキンが3団体の王座を保持していることもあり、タイトル戦の結果を睨みながら、ボブ・アラムの言う通り、「来年になるだろう」ということになりそう。

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