世界初挑戦のシュリピカ。右は東京で浜田剛史(帝拳)選手の持つ、WBC世界Sライト級王座へ挑戦した経験を持つ、ロニー・シールズ(米)。
試合開始。
シュリピカの左フックに合わせたワイルダーの右がカウンターで炸裂。
キャンバスへひっくり返ったシュリピカは、ピクリとも動かない。マイケル・グリフィン主審(カナダ)は、カウント途中で試合を停止。KOタイム9回2分24秒。
試合直後、タイソン・フューリー(英)がリングに乱入。互いに激しく挑発しあった。
V3に成功したワイルダーは、36戦全勝(35KO)無敗。次戦はWBCから義務付けられている同級1位アレクサンデル・ポベトキン(ロシア)との指名戦が予想される。
「ポベトキンは問題ではない」と、自信をあらわにするワイルダーだが、豊富な資金力を持つロシア陣営との交渉は、いかにアル・ヘイモンといえども、そう簡単に行くとは思えず、まとまらない場合は入札となり、ポベトキン陣営が興行権を手に入れることも予想される。
今後の交渉に大いに注目。