Crawford vs Dulorme WBO World super lightweight | BOXING MASTER first 2006-2023

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輪島功一選手の試合に感動、16歳でプロボクサーを志し、ボクシング一筋45年。ボクシングマスター金元孝男が、最新情報から想い出の名勝負、名選手の軌跡、業界の歴史を伝える。

WBO世界Sライト級王座決定戦。前WBO世界ライト級王者で同級1位のテレンス・クロフォード(米)と、同級5位トーマス・ドゥローメ(プエルトリコ)が、米テキサス州アーリントンのカレッジ・パーク・センターで王座を争った。(18日・日本時間19日)





25戦全勝(17KO)無敗。ライト級王座を返上して2階級制覇に挑む、クロフォード。

一方のドゥローメは、これまで22勝(14KO)1敗。主要4団体で世界上位にランクされている。







上はダラス近隣のフォートワース出身の、元世界王者ポーリー・アヤラ(98年、辰吉丈一郎選手と対戦し、きわどい負傷判定試合)。かつてのライバルの息子のデビュー戦勝利を聞いて祝福。

下はパコ・バルカッセルWBO会長と、ビクトル・パズ立会人(米)。





マイケル・バッファーが両選手をコール。

いよいよ試合開始。







打って出たドゥローメだが、クロフォードには当たらない。

クロフォードのリードパンチがドゥローメを捕らえる。







第2ラウンド。





思い切ったパンチを振り回して行くドゥメーロ。

クロフォードはしっかり守って左ストレートを突き刺す。



第3ラウンド。

クロフォード得意の左右のスイッチ戦法。インサイドから放たれるパンチはスピード十分。





第4ラウンド。







ドゥローメのパンチを見切ったクロフォードは、右を叩き付ける。





第5ラウンド。







インターバルでも余裕が伺えるクロフォード。



第6ラウンド。

相変わらずパワー十分なブローを放っていくドゥローメ。しかし、クロフォードを捕らえることは出来ない。





クロフォードの早いワン・ツーで、ロープまで後退のドゥローメは、すかさず追撃するクロフォードの前についにダウン。







立ち上がって来たドゥローメをコーナーに追い込んだクロフォードは、連打から右の横殴りを叩きつけ、再びドゥローメをキャンバスへ転がした。







ここも立ち上がって来たドゥローメだが、クロフォードの追撃は鋭い。





最後は強引に力でねじ伏せた。





この回、3度目のダウンでついに試合はストップ。





TKOタイム6回1分51秒。

鮮やかな勝利でクロフォードが2階級制覇達成。







今後が大いに楽しみな新王者クロフォード。初防衛戦は最上位ランカーとの対戦が義務付けられることが予想される。 

最新ランキング最上位の2位クリス・アルジェリ(米)は、5月29日(現地時間)、ニューヨークでアミール・カーン(英)と対戦。3位にはルスラン・プロドロニコフ(ロシア)との大激戦を制したばかりの、ルーカス・マティセ(亜)が控えている。

応援、深く感謝です! WOWOW  

 

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