「井岡に勝った」アムナットvs「黄金の拳」ゾウ・シミン 「計量」 マカオ | BOXING MASTER first 2006-2023

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輪島功一選手の試合に感動、16歳でプロボクサーを志し、ボクシング一筋45年。ボクシングマスター金元孝男が、最新情報から想い出の名勝負、名選手の軌跡、業界の歴史を伝える。

7日、マカオのヴェネチアンリゾート・コタイアリーナで開催される、トップランク興行の前日公式計量が同地で行われた。メインカードはIBF世界フライ級タイトルマッチ。王者アムナット・ルエンロン(タイ)vsゾウ・シミン(中国)。







35歳のチャンピオンに33歳の挑戦者が挑む。アムナット、ゾウ共に長いアマキャリアがあり、アマ時代の対戦成績は1勝1敗。五輪2連覇、中国期待の「黄金の拳」ゾウが、果たして世界の頂点に登りつ詰めることができるのかという注目の一戦。


王者アムナットは112ポンドでパス。





挑戦者ゾウは111.6でクリア。





アムナットは昨年9月のV2戦で、指名挑戦者マックウィリアムズ・アローヨ(プエルトリコ)の強打に苦戦。6回にはキャリア初のダウンを奪われたが、クリンチ多用のもみ合いでスタミナのロスをカバーしたかと思うと、時に手数をまとめポイントをアピールする、地の利を活かした老獪な作戦で僅差の判定勝ち。

一方のゾウも前哨戦となったWBO世界フライ級3位クワンピット・オネソンチャジム(タイ)戦では、5度のダウンを奪う文句なしの判定勝利を飾ったものの、終盤戦は今ひとつ物足りない戦いぶりだった。

激しいペース争いから抜け出せるのはどちらか。プロのキャリアでは一日の長があるアムナットのクリンチ作戦に、ゾウがどう対処するのか。決め手には欠ける同士の一戦は、地元の理でゾウが押し切りそうだが。

マカオをホームリングに活躍する、15戦全勝(9KO)無敗、香港期待のレックス・ツォ(中国・香港)は、空位のWBAスーパーフライ級インターナショナル王座決定戦に出場。



ツォは1114.4ポンド。

対戦相手のマイケル・エンリケス(比)=10勝(6KO)2敗1分=は、114.2ポンド。




河野公平(ワタナベ)選手も持つ、WBA世界Sフライ級正規王座をターゲットにするツォは、内容を問われる一戦となる。

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